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「ちょっといい話」その61―バチカンからの返書―

バチカンの教皇様のハンセン病についての誤った引用発言については、是正をお願いする書簡を送付してきた。

返書も頂戴しているが、もっと建設的に世界のカトリック信者の皆様にハンセン病についての正しい知識を理解していただくため、未来志向の啓蒙的な会議の開催を提案していたところ、積極的な返書が到着。バチカンの希望に沿って、6月10日、11日開催で、急遽準備を開始することになった。

下記はバチカンからの書簡です。

******************


2016年1月12日


笹川陽平様

ハンセン病の患者・回復者その家族の皆様の苦しみを取り除くとともに、病気の制圧に向けて努力されるあなたの素晴らしい活動にお礼を申し上げます。

あなたは最近のローマ教皇猊下へのお手紙で、日本財団と当ローマ法王庁保健従事者評議会との共催によるハンセン病についてのシンポジウムを行うことをご提案になられました。このシンポジウムは特に、ハンセン病に関する情報を交換し、病気とそれがもたらす社会的スティグマについての認識を高め、世界から差別をなくすための戦略を考える会議であります。

病気が完全に治る病気であること、それでいながら苦しむ患者、回復者の状況をわれわれもよく認識しています。そして、私どもローマ法王庁保健従事者評議会は日本財団からの会議共催のお申し出を歓迎いたします。これに関して、私どもとして、本年6月10日、11日を期日として、当評議会のグッド・サマリタン(苦しむ人の友)財団の後援のもとで実施することをご提案いたします。参加される方々は、同時に12日にバチカン聖ピエトロ広場で行われる障害をもつ病に苦しむ方々のための法王様による記念のごミサにも参加していただきます。

私どもとして、このシンポジウムが、国際機関、団体、教会団体などハンセン病の問題にあたっている諸組織やハンセン病の患者・回復者の方々にご参加いただくものとなることを期待します。私どもはすでにラウルフォレロ財団とマルタの騎士団に協力を要請いたしました。私どもの願いは、ハンセン病に対する社会的な認識を高めることに加えて、ハンセン病の患者、回復者、その家族の間でももっとも苦しい状況に置かれ疎外されている方々を対象に具体的な救済のイニシアチブを策定し行動を強化することを考えるところにあります。

このシンポジウムを組織するために、2月の第2週以降あるいは3月初旬にローマでお会いしてご相談できればと存じます。そして、また、シンポジウムにご招待するべき、組織、団体、人々などをご存知でありましたらお知らせいただけますと幸いに存じます。

今後の継続的で実りある協力を楽しみにし、お返事をお待ちいたします。

Zygmunt Zimowski
President of the Pontifical Council for Health Care Workers
ジグムント・ジモウスキー
ローマ法王庁保健従事者評議会議長


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