- 2016年02月07日 11:04
2月7日は「北方領土の日」。その日北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射!
2月7日(日)午前9時31分頃に、北朝鮮が西岸から飛翔体(長距離弾道ミサイル)1発を南側に発射し、10分後に沖縄県地方から太平洋へ通過しました。落下の危険性がないことから、自衛隊によるミサイル破壊措置の実施はありませんでした。NHKニュースでは、Jアラート(全国瞬時警報システム=人工衛星を活用した行政無線)とエムネット(緊急情報ネットワークシステム=行政専用のメール同報一斉送信)からの情報として速報が流れました。飛翔体が5つに分離し、落下物が4つあったとのことです。1つ目が9時37分頃に第一弾目のロケットが150キロ黄海洋上に、2つ目と3つ目がフェアリング(ロケットの先端のカバー)と思われる部品2つが9時39分頃に250キロ東シナ海洋上に、4つ目が第二弾目のロケットが9時45分頃に日本から南にニ千キロの太平洋上にあったとのことです。政府はただちに官邸で安倍総理、菅官房長官が記者会見を行い、関係閣僚会議を開催する予定です。国内の被害がなく、ほっとしました。
北朝鮮は4度目の核実験が実施し、さらに今回の長距離弾道ミサイルの発射は、国連安保理決議の明確な違反であり、国際社会への挑発行動です。わが国への安全保障にとっても重大な脅威となります。ただちに経済制裁を発動すべきです。
こういう時に、午前10時9時頃に茨城県北部を震源とした震度4のやや強い地震もありました。人災や天災が次々と襲ってくる最悪の事態を想定して、情報伝達は格段と進みましたので、私たちは改めて自分と家族の生命と財産を守るために、備えを強化したいものです。
●2月7日は「北方領土の日」
北朝鮮がミサイル発射した今日2月7日は「北方領土の日」です。幕末の1855年のこの日(安政元年12月21日)に、日本とロシアの間で「日魯通好条約」(下田条約)が調印されました。この条約によって、択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島の北方領土は日本の領土として両国間で合意し、これ以降両国の国境は何度も変わりましたが、一貫して「日本の固有の領土」でした。しかし、終戦の際にソ連が不法に侵攻し、今日まできてしまいました(国際法違反)。早期返還を実現するために、昭和56(1981)年に条約締結の日を「北方領土の日」とし、返還運動のシンボルの日としました。
北方領土問題については、こちらにまとめてありますので、ぜひご一読ください。
https://m-a.amebaownd.com/posts/516564
毎年2月は「北方領土返還運動全国強調月間」であり、2月7日には「北方領土返還要求全国大会」が、東京で開催されるほか、この日を中心として全国各地で講演会やパネル展、返還実現のための署名活動などさまざまな取組が行われています。
・北方領土返還要求全国大会(日比谷公会堂)
・「北方領土の日」「北方領土返還運動全国強調月間」関連事業一覧(平成28年)
●安倍政権で解決の道筋を
今日本は、露国との北方領土問題だけでなく、韓国との竹島問題(2月22日は竹島の日)を抱えています。また、領土問題ではありませんが、チャイナから仕掛けられる尖閣諸島の領域の問題もあります。
これに、北朝鮮とは拉致、核、今回のようなミサイル問題があります。わが国の周辺は、ホント困りものの国々ばかりです。
外交は、内政の安定があってこそ、強力な交渉力を発揮します。そういう面では、今安倍内閣は内政を固めつつ、積極的な平和主義を掲げて、活発な外交を展開しています。ぜひ安倍総理には、粘り強く交渉して、北方領土問題を解決して日露平和条約の締結に道筋をつけて頂ければと存じます。
そのために、私としても安倍総理を内政からしっかり支えていきたいと思います。