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著者や編集者が出版業界に絶望してはいけない


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感動した。

担当編集者から送られてきた写真を見て、涙した。嬉しくてずっと眺めていた。啓文堂書店渋谷店の光景である。拙著『僕たちはガンダムのジムである』が大プッシュされている。しかも、多数のジムのガンプラと、パネルと一緒に。



そして、猛反省した。この本のオリジナルは2012年9月に、文庫版は2015年の12月に出ている。オリジナルの単行本は良く売れた。4刷までいった。文庫版も出足は好調だったし、お店でもプッシュされていた。しかし、もともとの本がよく売れたので、もうみんな手にとっているようだし、文庫版も発売してから2ヶ月経っており新刊期間は終わっているわけで。自分としても、「もうこれ以上、売れないのかな」と思っていたりした。

しかし、書店員さんは、ここまでして売り場を作ってくれていた。売る気になってくれていた。自分が恥ずかしくなった。この本を信じて、ここまでしてくれたのだ。

出版不況なる言葉が叫ばれて久しいし、実際、本は売れなくなっている。スマホも普及していて、情報は安く手にはいるし、本を新刊で買う必要はないかもしれない。中古流通も、図書館も充実しているし。

一方で、本にしか出来ないことはまだまだあると思う。本に残るからこそ、資料になったり、メディアで取り上げられたり、読んだ人に影響を与えたり。残るものだと思っている。まあ、ネットニュースにも力はあるけれど、ある記事が長年にわたって論じられることは今のところ少ないし。

この本は代表作であり、自信作だ。自分の分身である。新刊期間が終わったくらいで、もう宣伝しても無駄かななんて思うのは、良くなかったな、と。

それこそ書店から消えようとも、手売りするくらいの勢いでいかないといけない。

現状分析は大切だ。だから、出版がどれくらい厳しいかをちゃんと把握することは大事だと思う。ただ、そこで厳しいことを言い訳にしてはいけないなと再認識した次第だ。ここまでして売りたいと思っている書店員さんだっているわけである。評論家ぶって、厳しい状況を説明することに酔っていてはいけない。

これはネットニュースも同じで、本当に読んでもらいたい記事なら、それこそプリントアウトして配るくらいの勢いがないといけないと思うわけだ。そこまでの記事を書いているのかどうかが問われるのだと思う。まあ、みんな締め切りとその場限りの話題作りに必死なのだけど。

というわけで、紙であれ、ネットであれ、今どき著者である、編集者であるのなら、覚悟が必要だと思ったわけだ。私は逃げない。やり切るよ。

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