記事

ヤフオクで“太陽光発電の権利”が売買される時代・・・

 今朝の朝日新聞ネット記事によると、オークションサイト「ヤフオク!」にメガソーラー(大規模太陽光発電所)が初出品されることが発表された。詳細は、発表資料を参照されたい。

<記事要旨>
・最大の売りは1キロワット時あたり32円(税別)で電力を売れる権利。
・国の固定価格買取制度(FIT)の認定を受けたため、今年度認定の施設より5円高い。
・買取価格は年々下がっており、古い認定の方が同じ発電量でもたくさん稼げる状況。
 朝日新聞にしては非常に珍しいことだが、再生可能エネルギー(自然エネルギー)に対する批判的な記事になっている。「古い認定ほど買取価格が高いのは・・・FITで高すぎる価格を設定したため」、「場所さえあれば簡単に稼げるともくろんだ太陽光に、事業者から想定以上の申請が殺到」などと、今までの朝日新聞には見られない論調。

画像を見る
(出所:2016.2.4 朝日新聞ネット記事


 別のブログ記事に書いたように、経済産業省が今国会に提出を予定しているFIT制度見直し法案には、メガソーラーに入札制度や、認定済未稼働案件への認定取消し制度が組み込まれる。
 この朝日新聞記事にあるように、「発電施設や売電権利の売買」は規制の対象外で、「古い認定の太陽光発電設備の売買がオークションなどで活発化すると、設備の普及は進んでも、買取価格は高いまま」だというのは、その通り。

 しかしそれは、現行制度上、咎められるものではない。

 この段階になって、提出予定のFIT見直し法案を修正するわけにもいかないだろうから、古い認定案件であって高止まり買取価格の認定済未稼働案件の権利売買について弊害が大きくなりそうだと判断された場合には、運用改善で対処されることになるだろう。

 それはさておき、下の写真を見ると、このままでは、このメガソーラーを使って自分で発電・売電しようという事業者は現れないのはないだろうか? ーーー 今後何らかの補強工事などが施されるならまだしも、このままでは、台風や大雨に耐えられそうにない。

 太陽光発電も、安全第一であることに変わりはない。

あわせて読みたい

「太陽光発電」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。