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人民元ショートはポピュラーすぎるトレードか?

最近、人民元切り下げを見越して人民元をショートすることが欧米のグローバル・マクロのヘッジファンド・マネージャーたちの間で流行っています。

具体的には、カイル・バス、ジョージ・ソロス、スタンレー・ドラッケンミラーなどがショートしています。

普通、誰もが同じ方向に賭けはじめると、相場は逆に動きやすいです。その点について、CNBCのデビッド・フェーバーがカイル・バスに対してインタビューしました

カイル・バスは次のように説明しました:

2005年以来、人民元は他の国々の通貨バスケットに対して50%も上昇してしまった。これは人民元がドルとペッグされていたためだ。

その一方で、2005年このかた、中国の銀行の総資産は10倍に膨れ上がった。具体的には10年前に2.9兆ドルだったのが、現在は34.5兆ドル(但しオフ・バランスシート資産も含む)になったのだ。中国のGDPは約10兆ドルだから、銀行のバランスシートは、その3.4倍というわけだ。

スタンダード&プアーズによると中国の特別言及(special mention=問題)資産はローンの3%、つまり1兆ドルに相当する。

米国のサブプライム問題は4,000億ドルに達したとき、制御不能になった。当時、米銀の自己資本は1兆ドル、バランスシートの規模は16兆ドルだった。

銀行や投資銀行はレバレッジを効かせていたから、最終的に銀行は8,820億ドルの損金計上となった。その穴埋めはエクイティー・イシューや政府からの救済によってなされた。

当時の米銀の資産は米国のGDPと比べて1倍だった。現在の中国の銀行資産は中国のGDPの3.4倍に達している。だから何か起こると中国の方が危ない。

さて、中国の外貨準備を見ると、現在3.3兆ドルだ。2月6日か7日に新しい数字が発表されると、この金額はまた少し減って、たぶん3.15兆ドルになるだろう。

国際通貨基金は中国が円滑に輸出・輸入を行おうと思えば2.7兆ドルの外貨準備が最低限必要であると試算している。つまり、あと5か月でギリギリの水準に到達してしまうのだ。

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