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【日本に注がれる視線】

先週から今週にかけて外国から投資家などいろんな人が来日しています(時期はたまたまのようです)。よく聞かれるのが"甘利なきアベノミクス"がどうなるのか。

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(1/23/2016@ダボス)

恐らく、英FTのFT Viewなどを読んでのことと思います。タイトルは、Japanese resignation plunges Abe government into confusion(日本の閣僚辞任は安倍政権を混乱に陥れる)で、サブタイトルは The economy minister’s exit will probably hamper reforms(経済再生担当大臣の辞任は改革を阻害するだろう)です。これだけで内容が想像できると思いますが、以下ざっくり内容です(全文の翻訳でありません)。

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(ft.comより)

甘利経済再生担当大臣がbribery allegations~彼は内容を否定しているが〜で閣僚を辞任したことは、日本を不透明な状況に陥れた。甘利氏は、安倍政権の中でもっともシニアで影響力のある閣僚の1人だったからだ。

彼はまた"アベノミクス"の力強い推進役でもあった。彼の辞任によって安倍政権の人気を落ち、安倍首相が、"第3の矢"として知られる改革を実行するのはより難しくなるだろう。

安倍首相と親しい閣僚だった甘利氏はTPP交渉でとりわけ重要な役割を果たした。彼の不在により、政府が関連法案を通すことができるのか不透明である。日本がTPPの実現に向けてリーダー的な役割を果たすと期待していたアジアの投資家の中には、すでに懸念を示す向きもある。

甘利氏の辞任の結果、内閣のバランスが崩れることになる。彼が成長重視の経済政策を追求していたのに対して、麻生財務大臣は財政再建論者だからだ。甘利氏の辞任によって景気刺激よりも緊縮財政を強調することになるだろう。これは、投資家にとっては歓迎できないものだ。だって、日本経済が再び成長することを期待して株式を買ってきたので。

"政治家とカネ(Politicians and money)"は、日本政治にとっては新しいテーマではなく、こうした状況で辞任に追い込まれた閣僚も初めではない。とは言え、甘利氏の辞任は間違いなく与党自民党には痛手であり、政治に対する国民の目も厳しくなるだろう。安倍政権の信頼は、この夏の参議院選挙で厳しく問われることになる。

安倍首相に対する党内の批判は日常のことだ(commonplace)。首相は、閣内のインナーサークルの助言を頼りにし、ほかの声を聞かないと言われている。甘利氏は、首相の数少ない選ばれし者だった。辞任は、安倍首相にとって深刻な打撃だ。

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