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甘利大臣側の実態

甘利前大臣の事務所と、UR都市機構との「口利き」疑惑に関するやり取りの概要が今日、UR都市機構から公表されました。

甘利事務所とUR都市機構との接触は12回に及び、それぞれの際に、事業に関して具体的な話が交わされていた実態が浮き彫りになりました。

UR都市機構側は、「甘利事務所から『口利き』はなかった」と言います。しかしその意味するところは、すなわち「甘利事務所から求められて、URとして通常は行わないようカネの上積みはしていませんよ」ということだと思います。

資料を見ていると、確かに甘利事務所からのあっせんを受けて、UR都市機構側は、通常は行わないような補償金を払ったような事実関係は今のところ見出せません。

しかし今問題となっている、あっせん利得罪が甘利前大臣側に成立するか否かは、甘利前大臣側からのあっせんを受けて、UR都市機構が実際に通常より高い補償金を支払ったか否か、すなわち結果は関係ありません。あっせん利得罪が成立するには、甘利前大臣側が他人から要請を受けてUR都市機構に対してあっせんを行ったか否か、その見返りにカネを受け取ったか否か、ということが鍵になるわけです。

今日の資料を見る限りにおいては、甘利事務所は12回にわたって本事案に関してUR都市機構にコンタクトを取り、この事案に関して問いただし続けていました。それによってUR都市機構の判断がゆがめられるということがなかったとしても、甘利事務所側からの「あっせん」があったことは資料からしても明白になったと思います。

そしてこのような、何度にもわたる甘利事務所の対応を、甘利氏自身が全く知らなかったということは考えづらいと思います。

記者会見において「秘書が」という説明で通した甘利氏。しかし、その次元にとどまる案件であるかは疑問です。

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