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減産見通しの一方で増え続けるOPEC産油量

原油相場は4営業日続伸です。1月下旬は25日を除いて6営業日で上昇を記録し、相場水準は$5/bbl余り引上げられました。

1月29日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比40セント高の$33.62/bblで、引け後の時間外取引は$33/bbl台後半です。

協調減産に対する思惑が引き続き売り方を慎重にさせる一方、上げが更に買いを誘う形で下値を支えています。

引け後に米国商品先物取引委員会(CFTC)が発表した1月26日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比36.0%増と2週連続の大幅な拡大を見せました。総取組も前週比4.5%と大きく増え、28日時点では2013年10月以来となる180万枚大台乗せです。

 (参考図表)

一方、スワップ ディーラーの玉に大きな動きはなく、この程度の上げではヘッジ売りを誘うことがないものと思われます。

ベーカー ヒューズによる1月29日時点の米国の油井リグ稼動数は、498基で6週連続の減少となっています。値動きがリグ稼動に反映するのは2~3か月後ですが、昨年の推移を考えると$60/bbl近くまでの上昇でも無い限り生産を刺激しないものと思われます。

市場に減産の思惑が広がる一方、ロイターの調査によると1月のインドネシアを含むOPEC加盟13か国の産油量は日量3,260万バレルで前月比同29万バレル増加でした。

元々の12か国による産油量は日量3,190万バレルで、同社が調査を始めた1997年以来最高の生産水準を記録しているようです。

今年第1四半期のOPEC原油必要量は日量3,050万バレル前後と推定されていますから、同200万バレル水準の余剰となります。

2016/1/29
NYMEX WTI Mar: $33.62/bbl ( +0.40 )
20日移動平均: $32.44 ( +0.12 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $37.70/ -2σ: $27.17
 幅: $10.53 ( -0.66 ) / 100日平均: $7.90
ボラティリティ
 74.29 ( -0.49 ) / 100日平均: 47.25

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