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日銀追加緩和でドル/円振幅、市場の評価定まらず

[東京 29日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル高/円安の120.55/57円だった。午後には日銀がマイナス金利の導入を盛り込んだ追加緩和策を発表したが、直後の市場ではその評価が定まらず、相場は大きく上下した。

12時半過ぎに日銀がマイナス金利の導入を盛り込んだ追加緩和策を発表すると、ドル/円は株価につれて荒い値動きとなった。

直後は日経平均株価が500円超高へと急上昇するとともに、ドル/円も一時121.49円へと、約2円幅で急上昇した。その後、マイナス金利による金融機関の業績へのネガティブ面が意識されて金融株を中心に売りが強まり、日経平均株価はいったん200円超安へと下げ転換。ドル/円も119.12円まで下押しされた。株価が大引けにかけて一時500円超高に再び戻すと、ドル/円も120円半ばを回復した。

市場では、日銀の決定について、にわかには市場での評価が定まらず、やや大きめの振幅が続く可能性があるとの声が出ていた。午後3時時点ではひとまず120円台でやや落ち着いた動きとなったが「黒田総裁の会見を踏まえて、欧米市場で海外勢がどういう評価をするか見極める必要がある」(国内金融機関)との指摘も聞かれた。

朝方のドル/円は118.70─80円台で推移。日経平均の寄り付きまでに119円近くまで強含んだが、その後はじりじり値を下げた。きょうは実質的な五・十日にあたり、実需筋のフローが出やすいとみられていた。仲値付近では「売り買いが交錯していた」(国内金融機関)という。

実需筋の売買が一巡すると、株価にらみの取引となり、株価が100円超に下げ幅を拡大した場面では118.66円まで下押しされた。いったん下げ渋ったものの、日銀決定会合の結果発表が近づくと、調整売りで一時118.52円まで下げた。

朝方に総務省が発表した12月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は前年同月比プラス0.1%で、ロイターがまとめた市場予想と一致した。発表直後の市場の反応は限定的だった。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 120.55/57 1.0910/14 131.53/57

午前9時現在 118.92/94 1.0934/38 130.04/08

NY午後5時 118.80/84 1.0940/45 129.97/01

(為替マーケットチーム)

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