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甘利氏の三つの“財布”/企業献金とパー券収入/4年で5億円にも

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 口利き・金銭授受疑惑に28日の釈明会見でもまともな説明ができず、閣僚辞任を表明した甘利明経済再生相。建設会社側からの現金授受を認めましたが、カネ集めに熱心なことは政界でも知られています。その実態を見てみると―。 (「政治とカネ」取材班)

大臣規範破りの大規模パーティー6回も

 甘利氏が資金集めの“財布”に使っているのは、「自民党神奈川県第13選挙区支部」や資金管理団体の「甘山会」、総務相届け出の政治団体「通商産業政策研究会」です。

 この3団体は、“財布”としての機能を役割分担。自民党支部が企業・団体献金の受け皿となり、甘山会と研究会が政治資金集めパーティーの窓口となっています。

 3団体が4年間(2011~14年)に得た企業・団体献金とパーティー収入は、総額5億円を超えます。(表参照)

 中でも目を見張るのが、政治資金パーティーによる収入です。甘山会は、4年間で75回も開催していました。14年は29回、13年には25回となっており、1カ月に2回のペースです。

 これらのパーティーは、今回発覚した口利き疑惑の舞台になっていました。

 『週刊文春』1月28日号によると、14年11月17日に横浜市内で開いた「甘利明君を囲む会」にS興業の総務担当、一色武氏も参加。このパーティーは、一色氏が甘利氏に2度目の50万円を手渡してから9カ月後に開かれました。

 同誌によると、甘利氏は一色氏に「その後、うまくいってますか?」と、口利きの発端となった土地トラブルについて尋ねていたと報じています。

 このパーティー1回で甘山会が得た収入は1788万円。1回の収入が1000万円を超えるような資金集めパーティー開催の自粛を求めた「大臣規範」を破って、開催したものでした。

 12年12月の第2次安倍内閣で入閣して以降、甘利氏が開催した規範破りのパーティーは計6回。大臣の資質と自覚が問われていました。

 また、甘利氏は労働相だった1998年当時、建設関連コンサルタント会社から接待や計300万円分のパーティー券購入を受けていたことが本紙報道(05年8月4日付)で明らかになっています。

 01年には商品先物取引企業の政治団体からパーティー券代金40万円を受け取っていました。いずれも政治資金収支報告書に記載していませんでした。

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