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米国のイラク、シリアへの介入の強化

最近米国がこれまでの政策(地上部隊は訓練、顧問等の任務に限定し、IS攻撃はもっぱら空爆に頼るという)をなし崩しに変更し、特殊部隊等の作戦参加が増えているような感じがしますが、米国防長官は22日まさにそのことを示す発言をしたように思われます。

国防長官は、ダボス会議の機会に22日米CNBCとのインタビューで発言したとのことですが、それによると国防長官はISと戦う有志連合の努力をさらに強化する必要があるとして、米国はシリア及びイラクに地上兵力を展開するだろうと語った由。

同長官は、さらにISが占拠しているラッカ(シリア)とモースル(イラク)の奪還の必要性を強調し、有志連合としてもその戦略目標の中で関与することになるだろうとし、この目標はできる限り早期に達成する必要があると強調した由。

長官はまた、有志連合はこれら2の町をつなぐ道路に空爆を集中し、2を分離し、ISの補給路を分断すると語った由。そうすれば、2の戦場が当然分離されることになるとした由。

長官はさらに、米軍の増派部隊は現在現地にいる部隊を支援するものだが、当然のことながら彼らが現地の部隊(イラク軍、ペッシュメルガ、シリア反政府軍)等に代わるものではない、と語った。

(もちろん、米軍等がどの程度の部隊をどこに派遣し、その具体的任務は?等の中身については全く不明ですが、このような積極的な国防長官の姿勢は、最近有志連合が、その空爆が成功しつつあり、ISの戦闘力は大幅に減殺され、守勢に回っているとの積極的な情勢判断と関連しているものと思われます。

それとロシアの介入やイランの影響力拡大をけん制する意味もありそうです。

さらにモースルに関しては、イラク軍に任せておいては、その奪還がいつになるかわからないという見方があるのかもしれません)

http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/2016/01/22/واشنطن-يجب-أن-يستعيد-التحالف-الدولي-الموصل-والرقة.html

この情報と関連しているのか否かわかりませんが、al qods al arabi net はリヤド発で、アラブ連合軍(サウデとカタールが主戦力のよし)とトルコが近く、シリア内部で地上作戦を始めると報じています。

これはその情報源は外交筋で、その目標はシリア・トルコ国境に沿って、シリア内に安全地帯を設けることとのことです。

確かにシリア内の安全地帯の設置はトルコの長らくの要求ですが、米国は一貫して消極的で、またシリア内という非常にセンシティブなところで、現在そのような作戦を行うとはにわかに信じ難いところです。

欧州の難民危機が状況を変えたのでしょうか?

いずれにせよ、信ぴょう性に欠けると思われる報道で、宣伝戦争の一部かもしれません。

他に関連の報道は気が付きません。

関心の向きは下記ご参照ください

http://www.alquds.co.uk/?p=469943

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