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台湾総統選が意味すること

ご承知の通り台湾総統選が16日投開票され、独立志向の野党・民進党の蔡英文主席が与党・国民党の朱立倫主席を大差で破り当選した。8年ぶりの政権交代になる。

私は、かつて民進党の陳水扁氏が国民党を破り初めて台湾で政権交代が起きた際、自民党の国会議員として単独で陳水扁氏に呼ばれて総統府にお伺いし、二人で緊密にお話をする栄誉ある会見をさせていただいたことを懐かしく思い起こした。陳水扁総統の周りからの推薦で彼が私を招いたのは、陳水扁氏が尊敬し長らくお世話になった李登輝元総統(戦争前に日本人であった)の故郷ともいえる日本訪問の夢を実現させてほしいという内容だった。当時、日本は中国大陸の圧力で李登輝元総統からの日本訪問の要望を受けられずにいた。陳水扁氏はそのことを大変残念に思っておられた。

私は、日本の一議員にすぎない私ごときが台湾の総統からこのようなご相談をいただいたことを感激し、また、いつも外国の顔色を伺いながら動いている日本の政治の情けなさを痛感しながら、同志を募って必ずこの夢実現したいと考えて帰国した。その後もちろん、私の非力な力ではなく大勢の皆さんの声に自民党政府も重い腰を上げ、李登輝元総統の健康を日本の病院で診るという人道的理由のなかで李登輝元総統の日本訪問は実現したのである。

数年後、民進党がまた国民党に政権をとられて誕生した馬英九政権下で台湾は中国への対中傾斜路線を進めたわけだが、やはり外国に過度に依存することは自国の発展に繋がらないという経験のなかで、再び民進党に政権が戻ったのだと思われる。

歴史を見ても分かる通り外国に依存して国家が結果として発展した例はなく、無駄な摩擦はもちろん避けなければならないが、やはり独立の心を強く持ち、民族独立の精神を維持することが国家発展に必要であるということを台湾国民は私達に示してくれた。

ひるがえって、この日本は小泉竹中構造改革以来、まさにアメリカに傾斜し、その結果としてGDP国内総生産も全く成長しないという苦渋を味わわされている。今こそ台湾に見習って、日本もアメリカに過度に依存することを止めて、独立路線を模索する道を歩むことこそ日本発展の基盤になるだろうという感を強くした台湾総統選の結果であった。私の立ち上げた政治集団「国民党」はこの道を邁進いたしたい。



*** 事務所注釈 ***

本文中の「台湾国民党」と小林興起の立ち上げた政治集団「国民党」につきましては関連のない別団体であることを追記させていただきます。

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