- 2016年01月18日 14:52
中国発の超大作映画制作へ、狙うは世界市場
作品の視覚効果(VFX)が良くなれば、中国映画は世界中の観客に感動を与えるようになるだろうか。同国のメディア分野専門投資ファンド「華人文化産業投資基金(チャイナ・メディア・キャピタル=CMC)」は、そうなることを願っている。
CMCは12日発表した声明で、映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」に多大な貢献を果たしただけでなく、中国で大ヒットしたアニメ「捉妖記(モンスターハント)」も制作した同国のVFXスタジオ「Base FX」に出資すると発表した。出資額は明らかにされていない。
CMCによれば、両社はまた、国内外向けにデジタル画像や3次元(3D)技術を駆使した超大作を制作する会社「Base Media」を共同で設立することでも合意した。
中国のメディア王、黎瑞剛氏が設立したCMCは、同国のエンターテインメント業界で影響力を強めている。昨年9月には、米メディア大手タイム・ワーナーと提携し、中国で中国語の映画を制作することで合意した。2012年には米ドリームワークス・アニメーションとも提携し、上海に合弁事業「オリエンタル・ドリームワークス」を立ち上げた。
中国の映画会社は、本物と見まがうデジタル画像などで、国内のみならず世界中の観客の心をつかむ大ヒット作を制作する手立てを模索している。中国の映画制作会社の多くは、韓国のVFXスタジオに支援を仰いでいるが、中国は以前から自前の世界的なアニメ制作会社やVFXスタジオをつくりたいとの希望を持っている。
北京を拠点とするBase FXは2006年に設立され、「パシフック・リム」や「ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル」などのVFXを担当した。
By Laurie Burkitt
- ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)
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