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台湾総統選、民進党・蔡氏が圧勝 中国は独立の動きけん制

[台北 16日 ロイター] - 16日に投開票された台湾の総統選挙では、台湾独立を志向する最大野党、民主進歩党(民進党)の蔡英文主席が与党国民党候補らに圧勝し、当選を果たした。得票率は56%前後だった。

民進党はまた、同日実施された立法院(国会)選挙でも躍進し、過半数議席の獲得を達成した。

蔡氏は、中国との関係について「一貫性があり、予測可能で、かつ持続的な」関係を築くと述べ、現状維持を目指す姿勢をあらためて表明した。ただし、台湾の権利と主権を守るとも強調。蔡氏は「我々の民主主義は、完全に尊重されなければならない。抑圧されるようなことがあれば、両岸(中台)関係の安定性が損なわれるだろう」と主張した。

一方、中国国務院(内閣に相当)の台湾事務弁公室は声明で、過去8年間に達成した成果と平和は守られるべきとし、台湾の独立につながるいかなる活動も容認しない、と強調。「国家主権や領土の保全といった重要な問題に関しては、我々の意思は岩のように堅い」としている。

米国務省は、蔡氏の当選に祝意を表明。「我々は、両岸の平和と安定の継続という重大な関心事を、台湾の人々と共有している」とした。

市場では、蔡氏当選で中国との緊張感が高まるとの懸念が強い。選挙前日の15日には、台湾ドルが対米ドルで下落し、2009年4月以来の安値で取引を終了。台湾中銀の幹部は、選挙結果判明後にロイターに対して、台湾中銀は「市場の安定を常に維持する」と強調した。

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