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シリーズ 激動の世界 トップダウンかボトムアップか 世界をまとめるためにどうすれば

昨日のNHKスペシャル、いい番組でした。
シリーズ 激動の世界 第3回 揺れる“超大国” ~アメリカはどこへ~

シリーズ 激動の世界 第1回 テロと難民 ~EU共同体の分断~(自分のブログ)、シリーズ 激動の世界 第2回 大国復活の野望 ~ロシア・プーチンの賭け~も見させていただきましたが、大越さんの進行も素晴らしく人間の性がわかるとても深い番組でした。

世界におけるアメリカの力が弱くなったきっかけの、オバマの「アメリカは世界の警察ではない」宣言。現状のシリア陸上突入部隊はアメリカでなく協力国という事実が紹介されます。アラブの春から民主化した国はチュニジア1国のみ、ブッシュ政権でのイラクでの失敗と犠牲をあげ、番組の構成は強いアメリカの復活を望むナショナリズムから第1回放送の難民問題、そしてトランプ氏の躍動を思い出させます。

いやしかしシリアの化学兵器使用後のオバマの会見には愕然としました。あの時やはり陸上部隊を投入した方が今のISを考えると正解だったのでしょうね。(すいません。後出しじゃんけんです。)そして現地の人間を教育しての陸上部隊投入計画の失敗の報告(数百億円で5人の兵隊?)なども、やはり軍隊のアウトソーシングはダメ、世界の警察アメリカの混乱といういい例でした。それでもアメリカは世界最強の軍隊ですが。

テロとの戦いとしての番組で紹介された過激派インターネット対策。対テロ政策としてのグーグルの活用(ジハード検索で矯正サイトへの誘導、最後は人間の説得ですが)、FBの活用(タイムラインからの思想分析)など、一般の人は本当政府に操られていますね。(ヤフーなどでは一度見た通販のCMが画面によく出てきますw) 

アメリカの価値観「自由と民主主義」が素直に受け入れられない時代になっています。特に今の経済不均衡状況からはその価値観は押し付け、陰謀としか思えないように感じるグループが当然生まれます。そしてその感情は反社会的勢力の増加を引き起こします。

そしてアメリカの影響力が弱くなった今、自国の影響を高めるチャンスと考えたロシアが第2回のテーマです。「領土至上主義」のロシアの価値観と、ロシア国民のプーチンを讃えるロシア国民感情。まさに地域毎の価値観の違いから世界は動いてます。弱くなったアメリカを、自国の安定を基盤にプーチンはローカルルールで攻め続けます。

外交は弱くなったら攻められます。そして現在アメリカは原油政策でサウジアラビアとの協力、イランの制裁解除を含めた行動などで原油依存度の強いロシアへ逆襲をもう既に始めています。

1回目のEUという共同体の崩壊、ナショナリズム、ロシアの復活が今のアメリカの衰退が原因という3部作でした。今後アメリカ、ロシア、中国の3大大国で世界を導いていくとの提言がありましたが、そこに日本が入るのは難しいのでしょうか。本当に優秀なトップの指導なのか、それとも国民の総意から動いていくのか。世界、いや国をまとめるということの難しさを再認識させていただいた番組でした。

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