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軽井沢でのバス転落事故

昨日15日午前1時55分頃、軽井沢町の国道18号線バイパスの入山峠付近で、スキーツアー客を乗せた大型バスが、対向車線にはみ出し、道路右側の崖下に転落しました。

この事故で、乗客39人、乗員2人のうち、14人が死亡、27人が負傷し、そのうち2人が重体と報じられています。

死亡者のうち12人が大学生で、若い命が、このような事故で失われたことに、やりきれない気持ちです。

昨日の朝、絶え間ないヘリコプターの音で目が覚め、ニュースで事故を知りました。

運転していた人も死亡しているので、原因の究明は難航するかと思いますが、事故を繰り返さないためにも、徹底した究明と対策を求めたいと思います。

運転者は、先月からの契約社員で健康診断も受けていなかった こと、会社に無断で高速道路から一般道に変更した場所で事故が起きていること、バス運行会社は2日前に健康診断をさせていない等で行政処分を受けていたことなどが、わかっています。

ちょうど、今日と明日は、大学入試センター試験が行われ、大学が休みということもあり、大学生が多く乗っていたようです。

これだけの犠牲者が出たバス事故は、1985年の長野市の犀川にバスが転落し25人が死亡して以来のこと、とのこと。

2012年に、群馬県藤岡市の関越道で高速ツアーバスが道路脇の防音壁に衝突して7人が死亡した事故があり、運転者は居眠りしていたことが、わかりました。

この事故の後、1人で運転できる距離の上限を従来の1日670キロから、夜は400キロ、昼は500キロに変え、上限を超える場合は、交代要員を乗せることを義務付けました。

その当時、厚生労働大臣として関わっていました。

それでも、今回の事故は起きてしまいました。

そもそも規制緩和でバスの台数が多くなりすぎ、格安にしないと商売が成り立たなくなってしまった。

そこから、無理なスケジュールや、安い賃金で運転者が集まらなくなってしまった、といった悪循環があるのだと思います。

経済的規制は撤廃するのでよいが、安全を守るなどの社会的規制は残す必要があると、ずっと主張してきましたが、今回の事故も、そうした根本的な問題を解決する機会にしないといけないと思います。

スキー客を奪い合い、65歳の契約社員に、過酷な夜行の運転をさせたことの問題点を考えるべきでしょう。

今も、長野県と群馬県の6つの病院で、負傷した若い人たちへの懸命の治療が続いています。

回復されることを、心から願っています。

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