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- 2016年01月16日 11:41
卍はハーケンクロイツにあらず。 外国人に媚を売るのが国際化か。
「卍」ナチス連想で三重の塔に・・・外国人向け記号小役人の浅知恵です。
2016年01月13日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160113-OYT1T50068.html?from=ytop_top
>2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、国土地理院は「外国人向け」の地図で使用する地図記号を新たに作ることを決めた。
>観光地が多い寺院の地図記号は「卍」だが、ナチス・ドイツのマークを連想させるという意見が多数寄せられたため、三重の塔のデザインとした。
少林寺拳法も欧州では道着の背中の卍のマークを「拳」の字に変えておりますが、これは弥縫策であり、いつまでたっても誤解はなくなりません。むしろ誤解を是と肯定して定着させるようなものです。
よく知られているように卍は古くから仏教を表す文字として我が国で使われてきています。その起源は諸説ありますが、更に古いことは言うまでもありません。
20世紀にドイツのゴロツキが卍をひっくり返してトレードマークに使ったからといって、その「偽物」「模造品」に「似ている」からと、変な忖度をおこなうべきではありません。
外国からの観光客(特に欧米)に卍は古来東洋では使用されてきたものであり、ナチスはそれをアレンジしたものであり、全く別物であることを説明すべきです。
例えばコカコーラの偽物で被害があった時に本物のコカコーラの販売を中止にするでしょうか。
多少なりとも知性と勇気があれば、そんな馬鹿なことはしないでしょう。
また「野蛮な十字軍」が中東で随分悪逆非道なことをやりました。十字はまさに彼らの旗印です。ナチのハーケンクロイツと違って、そのものずばりです。アラブ人からしてみれば悪逆非道の旗印です。
ですが、欧米人が十字軍を恥じて十字を教会はもちろん、公的な地図から抹殺するでしょうか。
日本人は一般的に、何かあると外国人に迎合してその場しのぎをしようとします。それは優しさや思いやりではなく、単にその場さえしのげればいい、自分が責任を回帰でいればいいという事なかれ主義でしかありません。
これは国際的にみてこれは随分とナイーブです。
ですから慰安婦問題でも、インチキな報道をインチキと言わずに頭を何度も下げ、そのインチキや相手のプロパガンダを正しいと世界に印象づけてしまいました。
原理原則を簡単に引っ込めたり、曲げたりしてはいけません。それは長い目でみれば大きな災と、不利益、不正義をもたらします。
東洋経済オンラインに以下の記事を寄稿しました。
防衛補正予算1966億円の買い物リストを検証
ヘリ、装甲車などの装備を買おうとしている
http://toyokeizai.net/articles/-/100679
富士重勝訴でも晴れない防衛調達費の不透明
防衛省の調達システムは問題が多すぎる
http://toyokeizai.net/articles/-/97503
フランスは原発テロの悪夢にうなされている
自爆覚悟のテロは、防ぐのが難しい
http://toyokeizai.net/articles/-/93096
高額な早期警戒機が日本では「欠陥機」だった
周波数帯をまともに使えない大矛盾
http://toyokeizai.net/articles/-/88753
Japan In Depth に以下の記事を寄稿しました。
【納税者も驚愕、陸自衛生学校体育館狂騒曲 その1】~「戦争ごっこ」レベルの第一線救護~
http://japan-indepth.jp/?p=24303
【納税者も驚愕、陸自衛生学校体育館狂騒曲 その2】~最前線で隊員の命を救えるか?~
http://japan-indepth.jp/?p=24309
【納税者も驚愕、陸自衛生学校体育館狂騒曲 その3】~浮世離れ?「衛生」総本山で疑惑のコンサート~
http://japan-indepth.jp/?p=24312
【納税者も驚愕、陸自衛生学校体育館狂騒曲 その4】~「謝礼は互助会等から支出】の不思議~
http://japan-indepth.jp/?p=24337
【納税者も驚愕、陸自衛生学校体育館狂騒曲 その5】~「コンサートごっこ」をしている場合ではない~
朝日新聞のWEBRONZA+に以下の記事を寄稿しました。
イスラム国がトヨタのランドクルーザーを使う理由
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2015110200004.html
陸自が導入した輸送防護車は使えない
机上の空論では済まない邦人救出の現場
http://webronza.asahi.com/politics/articles/2015100200004.html