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グルーポンのIPOロードショウはやっぱり凄かった

グルーポンがIPOロードショウを開始しました。

プレゼンテーションを見ましたが、(やっぱりこの会社は凄いな)というのが僕の正直な感想です。

なぜ僕がそう思ったかといえばグルーポンはモバイルとローカルという、いまアメリカのテクノロジー・セクターで起こっている最も重要なトレンドをガッチリおさえているからです。

同社は今後、「グルーポン・ナウ」というスマホを使ったロケーション・ベースのプロモーションに注力してゆく戦略ですが、これは既に沢山の顧客を所有している企業でないと実施できないキャンペーンです。

なぜならディールを創り出すためには顧客のデンシティ(集積)が必要になるからです。

ちょうどアマゾンが顧客の購買歴を覚えているように、グルーポンも顧客の購買歴を覚えています。

そこでグルーポンはそれぞれのマーチャントのディールをタグ分類し、それを同社のコンピュータで分析します。ちょうど航空会社の座席予約システム、「セーバー」が需要に合わせて座席の価格を細かく刻み、最適のイールド・マネージメントをするのと同じ感覚です。

このグルーポンの「スマート・ディール・エンジン」がどのようなディールを出せば、今、顧客にウケるか?を分析し、瞬時にプロモーションを創出するのです。

そしてウケるディールを提供できるマーチャントをグルーポンのコンピュータが解析します。この作業をリード・オプティマイゼーションと言います。

この情報に基づいてグルーポンの営業隊がマーチャントへアプローチするわけです。

もうひとつグルーポンが他のフラッシュ・マーケティング企業より先行しているのは顧客がクレジットカードやスマホを使って支払を済ませた時、グルーポンのコンピュータはそれを記録しておき、その顧客が同じ店で次に買い物をするときは割引をしてもらえる、マイレージ・プランに似たサービスを提供できる点です。

高度なトラッキング・システムが無いとこのようなディールは構築できません。

現在のところグルーポンの売上の大半はデイリー・ディールから発生しています。しかし近い将来はデイリー・ディールはどうでも良くなると思います。むしろスマホを軸にしたロケーション・ベースのディールこそがグルーポンの中核ビジネスになると思います。

なお現在の同社の業績ですが第3四半期のグロス・ビリングは11.6億ドルで、これは前年同期比+496%でした。また売上高は4.3億ドルで、これは前年同期比+426%でした。

現在のグルーポンの累積顧客数は3000万人でマーケティング費用が売上高に占める比率は40%です。この比率はどんどん下がっています。

またこれまでのところ一度消費者がグルーポンの顧客になったら、リピート消費をやめないという傾向が見られています。

それはマーケティング費用を沢山費やしても後で元が取れることを意味します。
リンク先を見る

現在、グルーポンはフリーキャッシュフロー・ポジティブです。また同社は無借金経営です。

【ディールの詳細】
今回売出し株数:3,000万株
初値設定:16から18ドル
ティッカー:GRPN
上場市場:ナスダック
幹事構成:モルガンスタンレー、ゴールドマンサックス、クレディスイス
値決め:10月31日の週
ロックアップ期間:180日

「グルーポン・ナウ」の説明ビデオを下に掲げておきます。

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