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嘆かわしい「日本が『少女像』に神経質になる本当の理由」(朝鮮日報コラム)の非合理性

 韓国は朝鮮日報の9日付けのクァク・アラム記者のコラムをご紹介いたしましょう。

【コラム】日本が「少女像」に神経質になる本当の理由とは

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/01/09/2016010900528.html

 実にセンスティブな筆致なのですが、我々日本人が、韓国人の考え方を知る上でひとつのヒントを与えてくれるコラムだと思いました。

 コラムは「手を伸ばして触ると、少女の足は冷たかった」と、冒頭からこのブロンズ像を擬人化しつつ始まります。 

 手を伸ばして触ると、少女の足は冷たかった。「冷たいでしょ? この冬に靴もなくてどんなに寒いことか」。4日午後、ソウル市鍾路区にある駐韓日本大使館の向かい側。従軍慰安婦を象徴する「平和の少女像」=写真=の隣で「1人デモ」をしていた国会議員が声をかけた。彼女が掲げたプラカードには「従軍慰安婦合意は根本的に無効、少女像を守ります」と書かれていた。

 日中の気温が氷点下でないとは言え、真冬に青銅で作られた像が冷たいのは当然のことだ。しかし、高さ1メートル30センチのこの少女像は、すでに単なる青銅の彫刻以上のものになっている気がした。人々は仏像を拝むように少女像に接していた。

 コラムは「誰も座っていないいす」、「切りっぱなしの少女の髪」、「左肩に止まっている鳥」、「はだしの少女のかかとは地面に届いていない」こと、それぞれが何を意味するのか説明していきます。

 少女像の隣にあるいすの下には花が供え物のように置かれていた。この誰も座っていないいすは、この世を去った元慰安婦のおばあさんたちを思い出させるためのものだ。日本政府に対する怒りを表現するため、ギュッと握った両手の間に誰かが紫色の花と手袋を置いていた。

 切りっぱなしの少女の髪は、故郷から強制的に引き離されたことを意味する。その髪に被せられた毛糸の帽子の房が左肩に止まっている鳥に触れていた。鳥はこの世を去った元慰安婦のおばあさんたちとこの世を結ぶ仲介者だ。はだしの少女のかかとは地面に届いていない。元慰安婦のおばあさんたちは故郷に戻ってきても居場所がなくてさまよっているからだ。「最後まで守りますから!」「元気を出してください!」などと書かれた紙が足元に貼られていた。少女像はもはや作品ではなかった。元慰安婦のおばあさん自身と考えられていた。

 さらに彫刻作品は「見る人の切なる願いが投影されれば、土・青銅・石といった材料の物性を超えて、生命力を得るようになる」と続きます。

 美術は世界を再現しようとする欲望の産物だ。科学技術が発達する前の伝統社会において、立体である彫刻はその欲望の最大値を反映させていた。彫刻の力はそれを見る人からわいて来る。見る人の切なる願いが投影されれば、土・青銅・石といった材料の物性を超えて、生命力を得るようになる。象牙で作られた女性像を愛するあまり妻にしたいと祈ったところ、神の力で人に変わったピグマリオン伝説は、作品の属性をよく現している。

 少女像を彫刻したキム・ウンソン、キム・ソギョン夫妻は、特定の宗教ではなく作品の力を信じていた。夫妻は「元慰安婦のおばあさんたちに対する共感を引き出すよう祈りながら像を作った。2011年12月に現在の位置に像を置き、日本から心のこもった謝罪を受けるという願いを込めて拝んだ」と言った。

 コラムは、日本が神経質になっているのは、この少女像に宿る「元慰安婦のおばあさんたちの恨(ハン、晴らせない無念の思い)、そしてその恨を晴らしたいという私たち韓国人の願いのエネルギー」を「誰よりもよく知っているからかもしれない」と結ばれています。

 日本の小説家・宮部みゆきの『荒神(こうじん)』を最近読んだ。土で作った人形が人間の恨みや怒りを原動力として生き物になって動くというこの小説は、この世の万物に神が宿っているという日本の伝統信仰を根幹としている。重さ120キログラムの青銅でできた少女像の移転問題をめぐり、日本が神経質になっているのは、彼らがこの彫刻の力を誰よりもよく知っているからかもしれない。元慰安婦のおばあさんたちの恨(ハン、晴らせない無念の思い)、そしてその恨を晴らしたいという私たち韓国人の願いのエネルギーを。

クァク・アラム記者

 ・・・

 当ブログでは13日付けのエントリーで、残念ながら韓国の反日活動は半永久的に可逆的に続いていくだろうと指摘いたしました。

2016-01-13 韓国の反日活動が半永久的かつ可逆的に続いていく理由

http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20160113

 このクァク・アラム記者のコラムを読んで、その思いを強くしました。

 この情緒的なコラムには、このような幼気(いたいけ)な少女が日本軍により本当に「強制連行」されたのか、はたしてそれは歴史的事実なのか、それを真摯に検証する姿勢は皆無です。

 そして一方的な思い込みで、「日本が「少女像」に神経質になる本当の理由」は、この少女像に宿る「元慰安婦のおばあさんたちの恨(ハン、晴らせない無念の思い)、そしてその恨を晴らしたいという私たち韓国人の願いのエネルギー」を「誰よりもよく知っている」かもと、妄想を広げていくわけです。

 日本がこの像を問題視しているのは、それが事実に基づかない「虚構の産物」だからです。

 日本軍が朝鮮半島で強制連行した事実は一件も検証できていません。

 悪質な業者により騙して連れ出すケースはあったかもしれませんが、少なからずのケースは、本人の意思、あるいは親による身売りによるものです。

 読者の皆さん。

 真に嘆かわしいのは、この韓国人の恨が宿っている少女像ではありません。

 そうではなく、この「虚構の産物」にここまでセンスティブに恨を宿らす韓国人の非合理性にあります。

 そうは思いませんか?

 ふう。

(木走まさみず) 

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