- 2016年01月13日 19:00
外国人にわかりやすい地図記号は絵文字を使えばいいのではなかろうか
「卍」はナチス想起させるので「三重の塔」に 外国人向け地図記号、国土地理院が作成へ という記事。 ナチスを想起とかはさすがに敏感になり過ぎじゃないのかとは思うものの、外国人にもわかりやすい地図記号に変えようという動き自体はいいことだと思う。
しかし地図記号というのは「卍」や「〶」のように多くが文字としてコンピュータ上で使えるようになっている。新しい地図記号も既存の絵文字から使えるものが多いのではなかろうか、と思って 元の資料 で検討されてる文字が絵文字にあるか確認してみた。

こうしてみると以外なことに仏教寺院の絵文字がないことに気づく。モスクやユダヤのシナゴークなどはあるのだが。ちなみに礼拝堂の絵文字も Unicode 8.0 で追加されている。
もうひとつ問題なのがコンビニとスーパーマーケットを区別する絵文字がないということだろう。
絵文字は日本の携帯電話キャリアが考案したガラパゴスな代物であったが、その後 Google と Apple により国際規格 Unicode に採用され、世界的に使えるグローバルな文字となった。そこではもちろん国際性や意味の検討などもされており、非常にこなれたものになっていると言えるだろう。
このへんの事情は以下の記事を読むとよくわかる。あんまり勝手な規格を作るとあとが大変という事例でもあるけれども。
特集 : 絵文字が開いてしまった「パンドラの箱」
Unicde の絵文字をベースに独自に地図向けの絵文字フォントを作るなどの対応はあってもいいと思うのだが、独自の文字が増えるような状況は避けてもらいたいなあと思う次第。
問題に上がってる温泉の絵文字にしたって、すでに Hot Springs として Unicode に登録されてたりするのだ。むやみに変更すると混乱を招くだけだろう。スーパーマーケットと仏教寺院の絵文字を追加するように Unicode コンソーシアムの方で議題にあげてもらうなどの対応はあってもいいと思うけれども。



