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映像文化は熟年期に入ったか?

1月9日の朝日新聞夕刊で、宇野常寛が書いていた「サブカル時評」が気になったので、記しておく。

宇野は紅白歌合戦とスター・ウォーズの新作を見ていて、同じ違和感を覚えたという。
それは世界的に「20世紀後半の懐古」が映像文化の主流になりつつあるということらしい。

紅白は戦後の音楽史のノスタルジーを老若男女が共有する場になっていた。
スター・ウォーズも第1作のノスタルジーを現代風にリメイクした作りだった。
確かにそう言われれば、わしもスター・ウォーズを懐かしさで楽しんでいたのかもしれない。
紅白に関しては、新しいヒット曲がなくなってしまったから、懐メロで作るしかなくなったのだろうと思ってはいたが。 

宇野は映像文化そのものが、戦後のたった数十年の歴史しかもたないが、それも熟年期にさしかかっているという。
もはや「観客の記憶を温め直す」だけだという。
これはちょっとショックだ。
時代を経て、映像文化はどんどん革新される一方だと思っていたが、そろそろ限界ということか?

宇野常寛、久しぶりにわしの感性を刺激する見事な文章を書いてくれた。
これは恐るべき見解だと思う。

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