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また今年も成人式での不祥事 式典廃止ではなく、教育のあり方そのものの問題であることを直視すべきこと

 今年の成人式も例年と同じように日本各地で新成人がトラブルを犯してくれています。
成人式でトラブル相次ぐ 傷害事件や交通事故」(共同通信2016年1月10日)

 その原因は飲酒であったり、車の暴走だったりといろいろですが、何故、ここまで例年、新成人たちの一部はひどい状況に陥るのでしょうか。
 日の丸を掲げたこの状況には唖然とします。




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 日の丸に共感するウヨク勢力というよりは、暴走族のもどきの低レベルのファッションというところでしょうか。日の丸が大好きな人たち(勢力)にとっても嫌悪感を抱くのではないかと思います。
 車を暴走させた新成人も昼間からドリフト走行をさせていたというのですが、いずれの式典での問題は、こういった一部のとにかく目立ちたいという若者による行為と言えます。

 トラブルを起こす層は決まっています。普段、社会の中で居場所がなく、自分を表現する場もなければ、そのような方法も知らない人たちです。自分で考える力もありません。
 相手が威圧されるような行動でしか自分を誇示できない層です。

この層による暴挙があるから式典すべてを中止(廃止)してしまえというのは乱暴です。式典で首長が述べる訓示などがそれほど役に立つとも思えませんが、一種の通過点として成人となったことを自覚したり、あるいは同窓生との再開の場だったりもするわけです。

一種の行政サービスとしては当面は継続してもらいたいものです。

 むしろ、成人式での毎年恒例の暴挙に対しては多くの新成人は苦々しく思っていることでしょう。それは大人ばかりではなく当事者もそのように思っているはずです。このような暴挙ばかりが起きているようでは、本当に成人式に出席したいと思っている新成人の出席を阻害することになりかねません。

 一番重要なのは、このような層を生み出したのが日本社会だということです。日本の教育です。
 かつては卒業式で暴れた中学生もいましたが、すべて日本社会の教育のあり方であったり、福祉のあり方の問題です。
 それを自覚しないで、「今時の若者は~」といって式典廃止では思考停止でしかなく、その問題となった面を見ることこそ私たち大人がしなければならない責務です。
 これらをすべて家庭でのしつけの問題に矮小化させてはいけません。
 居場所のない新成人たち、自分で努力することを身につけることを教えられないまま成人してしまった新成人たちは、幼少期からずっと阻害されてきた層も少なくないことでしょう。
 排除の論理では解決できません。毎年、恒例などといって単なる風物詩とするのではなく、教育のあり方など見直しませんか。

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