- 2016年01月10日 01:25
「誰に投票するかで大違い!」一つの街を変えた政治家、井崎義治流山市長インタビュー【後編】
前編では、流山市が”選ばれるまち“に変わった経緯を取材しました。そして中編では、それを仕掛けた井崎義治市長の素顔に迫りました。
<< 「誰に投票するかで大違い!」一つの街を変えた政治家、井崎義治流山市長インタビュー【前編】
<< 「誰に投票するかで大違い!」一つの街を変えた政治家、井崎義治流山市長インタビュー【中編】
後編では、井崎市長に、政治に関する素朴な疑問を投げかけます。
井崎市長のプロフィール
「政治は信用ならない」という政治不信の声をどう捉えているのでしょうか、そして人口減少・少子高齢化時代における市長の役割は何なのでしょうか。
「誰に投票するかで大違いです」「市民ニーズに応えることは重要ですが、有権者の声に反応するだけでは、良質なまちを創りあげることができません」という率直な言葉から、地方選挙との向き合い方が見えてくるかもしれません。
市長就任以来続けている市民との直接対話の場「タウンミーティング」は昨年末で137回を迎えた。
「誰に投票するかで大違いです」
「政治は信用ならない」「政治に何ができるんだ」という政治不信の声をどう捉えているのか、伺いました。
「市民の声をできるだけカタチにし、市民自治を推進していこうと考えている真面目な政治家のもとでは、市政に関する関心度は上がると思います。一方で、市民自治や情報公開に消極的な政治のもとでは、提供される情報量が減るため、市民は無関心になりがちです」
だから、「誰に投票するかが重要です」と話します。
「市長や知事、首相など一人しかいないポジションは、会社の経営と同じで、『誰に投票しても同じ』なわけは」ありません。立地の良し悪しに係わらず地域が活性化している自治体を見ると、本当にそう思います」
政治的無関心の原因については、こう話します。
「税金が天引きされる制度が、大きな問題ではないでしょうか。例えば、株を買って保有している場合、その株が上がっているか下がっているかについて関心を払うと思います。ところが、税金は天引きで徴収されているため、いくら納税しているのか、また何に使われているのか関心を持たない方が多い。第二次大戦時中に始めた制度を、政治に対して関心が高まらないための仕組みとして戦後も続けられているものです」
「選挙にだけとらわれると、良質なまちを創りあげることができない」
最後に、人口減少・少子高齢化社会における市長の役割について伺いました。
※「地方創生の推進について」(4頁より抜粋)と、流山市の長期人口予測(平成28〜31年の下期実施計画において人口推計を上方修正する予定)
「今までは人口が増えていたため、産業構造の変化に乗り遅れるようなことがなければ街は衰退しませんでした。しかし、人口減少・少子高齢化が本格化する時代においては、市長は効率的・効果的に自治体を経営することと、地域をプロデュースする手腕が必要かつ求められていると思います。市長次第で、地域は発展も衰退もします。だから、市長の責任は重大です」
「政治家として次の選挙を考えないわけにはいきませんが、有権者の要望にのみとらわれ対応しているだけでは、都市の質と格をあげることはできません」
「20年後、30年後を見据えたまちづくりを構想し、その必要性を市民に問い、説得し、仕組みを作り、地域の可能性をカタチにしていくことが、市長の使命だと思います」
※イルミネーションに映えるスケートリンクと、緑が眩しい流山おおたかの森駅南口
(おわり)



