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アサヒ、16年ビール類販売目標は0.4%増 7年ぶり新商品

[東京 6日 ロイター] - アサヒビール(東京都墨田区)は6日、2016年のビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)販売目標を前年比0.4%増の1億6150万ケースと発表した。7年ぶりに新商品を投入するなどし、ビールを強化。ビールは同2.3%増と伸長を見込む。

発泡酒は同14.6%減、新ジャンルが同1.3%増を計画。小路明善社長は会見で「賃金格差の拡大、可処分所得の格差の拡大により、新ジャンル市場は今後伸びる」とし、同社としては、ビールと新ジャンルの両面に資源を投入していく方針。

16年は、ビールの新商品として「ザ・ドリーム」を3月に発売する。「コク」と「キレ」の両立を図った商品で、健康志向の流れから、糖質は50%オフとなっている。同社がビールの新商品を出すのは、2009年の「ザ・マスター」以来7年ぶり。

同社は近年、主力商品「スーパードライ」の派生商品を出してブランド力の向上に努めてきた。小路社長は「国内外でブランド価値が高まってきた。ここで、新ブランドを出して、ビール市場全体の拡大を図っていく」と、新商品投入の意図を説明した。

同社では、ビール類市場全体は1%程度の縮小を見込んでいる。2016年は最盛期の7月に参院選挙が予定されているほか、17年4月の消費再増税を控えて、耐久消費財などの駆け込み需要が起きることの酒類への支出への影響、酒類が軽減税率の対象とならなかったことでの心理的な影響など、ビール類市場にとっては、厳しい環境も予想されるという。

<脱「ドライ依存」の一歩>

2015年の実績は、前年比1.4%減の1億6080万ケースで、3年ぶりのマイナスとなった。一方で、ノンアルコールのビールテイスト飲料は同16.3%増と伸長。これまで、同分野でトップシェアだったサントリーの「オールフリー」を抜いて、トップブランドになったようだ。

このほか、洋酒が同29.4%増、エノテカ社を買収したワインも同2.3倍と伸び「酒類事業全体としては、4期連続で増収を確保することができた」という。同社は昨年、「ビール依存型」「夏場依存型」のビジネスモデルからの脱却を掲げており、こうした取り組みが奏功したとも言える。

*内容を追加します。

(清水律子)

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