- 2016年01月05日 19:55
首相の伊勢神宮参拝
伊勢神宮を参拝 「実り豊かな成果を」
各紙・各メディアが報じているので、どこから引用してもいいが、毎日から。
安倍晋三首相は5日、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝した。首相の参拝は新年恒例で、岸田文雄外相、森山裕農相ら9閣僚や世耕弘成、萩生田光一両官房副長官、同県選出の自民党国会議員らが同行した。
伊勢神宮参拝をするのは別に安倍首相だからというわけではなく、歴代首相の恒例行事であり、その中には村山首相も含まれていたのを記憶している。
しかし靖国神社参拝には大きな騒ぎが国の内外で持ち上がるのに、伊勢神宮はスルーされる。
いうまでもなく靖国神社には、先の大戦への反省どころか、刑死した戦犯を神として祀っているという問題があり、中国なんかはそれが最大の問題だとして騒ぐわけだが、伊勢神宮には、先の大戦に対する態度は知らないが、少なくとも戦犯の問題はない。
ということでスルーされるのだが、日本国内的に政治家の靖国神社参拝が問題視されるのは、本来は、政教分離の原則に反するからであり、戦犯を祀っているかどうかは法的には関係がない。
従って、法的には、伊勢神宮参拝も同じ問題を抱えているはずなのだ。
伊勢神宮の公式参拝を内閣総理大臣以下国務大臣が行うとすれば、それは特定の宗教を国家として援助することにつながり問題があるし、憲法20条3項に抵触するし、伊勢神宮に玉串料を公費から納めたとすれば20条1項第二文、そして89条の財政の規定にも違反する。
法的には、私人なのか公人なのか、公式か私的か、支出はどこからか、もっとニュースになっても良い。
実際の所は私人として私費ですべてを行っているのかもしれないし、そうでないかもしれないが、全く注目されず報道もされないというのが奇妙といえば奇妙である。
この点がスルーされるのは、やはり靖国神社問題の本質が信教の自由や政教分離にあるのではなく、国際問題となっている点にあり、政治的な問題だという意識が行き渡っているからなのだろう。



