- 2016年01月05日 18:21
「今、日本の政治は大きな分岐点」連合新年交歓会で岡田代表
連合2016新年交歓会が5日、東京都内の会場で開かれ、岡田克也代表があいさつした。

岡田克也代表
岡田代表は、「労基法の改悪が議論されている。日本の悪弊である長時間労働が、さらに強まってしまうことを非常に懸念する。全力で阻止したい」と述べた。また「経済成長は重要だ。生産性を高めることも大事だ。しかし同時に経済成長だけではなく、その成果を再配分するのが政治だ。格差が拡大し、厳しい状況のなかで苦しんでいる人たちがたくさんいる。その生活を底上げすることに、政治がしっかり取り組まなければならない」とした。
そして「今、日本の政治は大きな分岐点だ。政権交代可能な政治に戻せるかどうかという参院選挙だ。安倍政権の暴走にしっかり歯止めをかけ、次の総選挙で政権を担えるよう、しっかりがんばって行く」と決意を示した。
連合の神津里季生会長は、「野党のまとまり具合について、国民はまだ不透明さを感じている。民主党が中心になって、国民の思いの受け皿を明確に示すべきだ。多くの国民が望む姿は自ずから定まってくる。しっかりまとまって、国民の期待に正面から答えてほしい」と述べた。

鏡開きと乾杯で新年を祝う岡田代表(右から4番目)や神津里季生連合会長ら