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  • Sozen
  • 2016年01月05日 07:26

中東の緊張も原油高に繋がらない

原油相場は小幅反落です。アジアから始まった世界的な株価の軟調に連れて時間外取引が推移した後、フロア取引では中東の緊張を囃して反発を試みたものの、買いは続きませんでした。

1月4日のNYMEX WTI 原油先物の終値は前日比28セント安の$36.76/bblで、引け後の時間外取引は$36/bbl台後半です。

イランとサウジアラビアらの断交はわかり易い緊張ですが、原油の供給不安に繋がるようなシナリオには直結せず、供給過剰による弱気見通しの蔓延する市場の空気を変えるには至りませんでした。

コントロールされた対立は、原油価格低迷による収支悪化で政府に不満の向かうサウジなどの政情安定に繋がる可能性もあり、結果的には弱材料となることも考えられます。

反体制運動に関わった宗教指導者を処刑するという「蛮行」を行ったサウジに反発するイランを西欧諸国が強く批判することもできず、イランの制裁緩和遅延の可能性も大きくありません。

リビアではISによる混乱が続きます。石油輸出港付近でも戦闘が行われ、日量40万バレル程度とされる同国の生産が回復する兆しはありません。

 ■ Islamic State fighters target Libya's main oil terminals (Reuters)

先週末の米国原油在庫は減少と予想されていますが、実際に発表される数値はどうなるでしょうか。

引け後に米国商品先物取引委員会(CFTC)が発表した12月29日時点の建玉報告では、ヘッジファンドによるWTI 原油先物の買い越し幅は前週比18.8%増で前回の大幅縮小から反発しています。

 (参考図表)

総取組高は前週比0.2%増で3週振りの増加です。

2016/1/4
NYMEX WTI Feb: $36.76/bbl ( -0.28 )
20日移動平均: $37.47 ( -0.07 )
ボリンジャーバンド
 +2σ: $39.95/ -2σ: $34.99
 幅: $4.96 ( -1.27 ) / 100日平均: $7.97
ボラティリティ
 43.64 ( -1.50 ) / 100日平均: 45.17

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