記事

円全面高、軟調な中国PMIで世界同時株安=NY市場

[ニューヨーク 4日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、円が全面高となった。アジア時間に発表された12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が振るわず、中国株の下落がその後の欧米株式市場に波及。リスク回避の動きが広がるなか、安全資産とされる円が主要通貨に対して幅広く買われた。

ドル/円<JPY=>は一時118円台に下落した。

低調な中国PMIを受けて上海株が約7%急落。世界経済の動向への懸念が台頭し、米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げをめぐり先行き不透明感が強まった。

JPモルガン・プライベート・バンク(ニューヨーク)のFXマクロ・ストラテジスト、アルベルト・ボカン氏はこの日の動きについて「典型的なリスク回避相場で、安全資産の円に買いが入った」と語った。

ウェスタン・ビジネス・ソリューションズ(ワシントン)のシニア・マーケットアナリスト、ジョー・マニンボ氏は「世界経済の弱さは米追加利上げの障害になり得る」との見方を示した。

ドル/円は約11週間ぶり安値の118.68円に下落した後、終盤は0.7%安の119.40円。ユーロ/円<EURJPY=>も下落し、128.64円の安値を付けた後、終盤の取引では1%安の129.17円となっている。

12月のドイツ消費者物価指数(CPI)速報値はEU基準ベースで前月比変わらずとなり市場予想の0.2%上昇を下回るとともに、前年比でも0.2%上昇と市場予想の0.4%上昇に届かなかった。また2015年の年間の伸びは0.1%で、この20年間で最も低い伸びだった。

ユーロ/ドル<EUR=>は1.0946ドルの高値から下落し、終盤は0.3%安の1.0829ドルで取引されている。

前出のマニンボ氏は「欧州当局者にとって最も避けたいのは低インフレだが、この状況では欧州中央銀行(ECB)の追加緩和の見通しが強まってしまう」と述べた。

その他の通貨では、中国経済への懸念が強まり豪ドルが下落。また同じ資源国通貨のニュージーランド(NZ)ドルやカナダドルも売られた。

豪ドル/米ドル<AUD=>とNZドル/米ドル<NZD=>は1%超安で、ドル/カナダドル<CAD=D3>は0.9%高の1.3950カナダドルでの取引となっている。

ドル/円 NY時間終値 119.37/119.41

1月1日終盤 120.30

ユーロ/ドル NY時間終値 1.0829/1.0834

1月1日終盤 1.0858

*内容を追加しました。

トピックス

ランキング

  1. 1

    NHK受信料「義務化」は時代錯誤

    大関暁夫

  2. 2

    伊藤容疑者 事務所破産の可能性

    SmartFLASH

  3. 3

    感染防ぐ日本人 生活習慣にカギ

    中村ゆきつぐ

  4. 4

    欧州の教訓 PCR検査は対策ならず

    PRESIDENT Online

  5. 5

    大阪都構想 賛成派ほど理解不足?

    赤池 まさあき

  6. 6

    任命拒否めぐる菅首相の迷走ぶり

    大串博志

  7. 7

    菅首相に見る本読まない人の特徴

    山内康一

  8. 8

    年内閉店も 飲食店の淘汰は本番

    内藤忍

  9. 9

    「007」初代ボンドの俳優が死去

    ABEMA TIMES

  10. 10

    国民生活の改善でトランプ氏優勢

    NEXT MEDIA "Japan In-depth"

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。