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グーグル幹部はオシッコ漏らすくらいビックリしている筈 位置情報サービスが大乱戦状態に

先日、Groupon(グルーポン)がシカゴでGroupon Now!というフラッシュ・マーケティングのキャンペーンを実施したことを書きました。

そのGroupon Now!の試みを位置情報サービスの提供という面で支えたのはLoopt(ループト)というシリコンバレーのマウンテンビューにある会社(現在のユーザー数は500万人)です。

Looptに関してはMarket Hackの姉妹ブログメディア、TechWaveに三橋ゆか里さんの記事があります。

さて、そのGrouponですが今日は返す刀でFoursquare(現在のユーザーは900万人)と組んでロケーション・ベースのキャンペーンを企画すると報じられています。

このタイアップ・キャンペーンではFoursquare(フォースクエア)を使って「チェックイン」したユーザーに対してGrouponがターゲットを絞った特売ディールをオファーするというものです。

このニュースからGrouponが将来のビジネスモデルの進化に備えて、様々な位置情報サービスを試していることは明らかです。

ここで構図を整理するとLooptやFoursquareは位置情報サービスのデリバリーに関するコンピタンスを持っています。

一方、Grouponは沢山のマーチャントと既にリレーションシップを持ち、しかも販促キャンペーンを展開するだけの営業力を持っています。

LooptとFoursquareの差異は強いて言えばFoursquareには「チェックイン」によるユーザーのリテンション(=継続反復利用)の面で長じているということでしょうか?

またGrouponがシカゴで展開したGroupon Now!では同社の「腕力によるBuzzの創造」の実力がテクノロジー・コミュニティで話題になりました。

もう少し丁寧な言い方をすれば「なんでも1ドル!キャンペーン」を実施するということはGrouponがわざとものすごい損を蒙りながらBuzzを作ってゆくわけで、これは「資本の物量作戦」ないしは消耗戦になります。エクイティ・キャピタル(株式資本)がしっかりしている会社でなければこういう芸当は出来ません。

その点、Grouponは今年早々に超弩級の私募を完了しているので弾薬はふんだんにあるわけです。

しかし今後Groupon Now!のようなキャンペーンが全米で展開されるとなると株式資本はどれだけあっても足らない筈です。その面からもGrouponがIPOを急ぐことは間違いないし、ひょっとすればGroupon がFoursquareないしLooptを買収するなどのM&Aも起こりうる可能性があると思います。

僕はGrouponのアンドリュー・メイソンという経営者のアプローチを観察するにつけ、(アマゾンのジェフ・ベーゾスが最初に登場してきた時のことを彷彿とさせるな)と感じます。彼らの共通点はコンシュマーへの認知度を上げ、ブランドを確立する努力はカネのかかる作業であり、それは究極的にはバランスシートの戦いだということが良く分かっているということです。

最後に、いまGrouponがGroupon Now!で始めたことはグーグルが究極的にやりたいとかねてから思ってきたことであり、その意味ではグーグルは明らかに先を越されました。だからグーグル幹部はかなり危機感を募らせていると思います。

テクノロジーとビジネスモデルと資本調達市場でのノウハウという3つの要素が激突する、極めてエキサイティングなフェーズにアメリカは入っています。

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