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次期国際通貨基金(IMF)専務理事最有力候補のケマル・デルビシュって、どんな人?

国際通貨基金(IMF)のドミニク・ストロスカーン専務理事が先週土曜日にニューヨークのホテル、ソフィテルでメイドさんを襲った容疑で逮捕されました。

ストロスカーン専務理事に対する取り調べは進行中ですが、裁判長は保釈を認めず、専務理事はライカーズ・アイランドの刑務所に収監されたままです。

そこで「そろそろIMFの後任人事を考えた方が良い」というムードが高まっています。

いま次期専務理事最有力候補と目されているのはトルコ人のケマル・デルビシュ氏です。

彼は現在、アメリカのシンクタンク、ブルッキングス研究所副社長を務めています。過去には国連開発計画(UNDP)総裁、トルコ財務大臣、世銀などの要職を歴任しています。

同氏はボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の後の復興や2001年にトルコを襲った金融危機を収拾した功績があります。

このため国際機関や欧州の財界ではたいへん尊敬されている人物です。

しかし国際通貨基金の専務理事は欧州から出し、副専務理事はアメリカ人が就任する(世銀はその逆)という長年の慣習があるため、ドイツのメルケル首相は「トルコは欧州ではない」と彼の就任に難色を示しています。(なおケマル・デルビシュ氏はおかあさんがドイツ・オランダ人なので、4分の1はドイツ人です。)

IMFには各国のクウォータ(出資義務)があり、欧州各国と米国のクウォータを合算すれば実質的にどんな提案でも退けることが出来ます。

IMFのヘッドにトルコのような新興国の出身の人間を据えると世銀でも「アメリカ人がヘッドを務める」という慣習が崩れる恐れがあるため、欧州と米国の利害はここに一致を見ているわけです。

若し上記の理由でケマル・デルビシュがIMF専務理事になれない場合はフランスのクリスティーヌ・ラガルド経済財政産業大臣を推す声があります。

ラガルド氏もとてもしっかりとした人ですのでIMF専務理事に適任だと思います。

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