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恋人から家族、そして父になること - おときた駿

こんにちは、おときた駿@ブロガー都議会議員(新婚)です。

興味がない人にはまったくない話題かと思いますが、11月下旬に婚姻届&養子縁組届を提出して入籍いたしまして、

ブログで入籍報告後、10分でアクセス集中によりサーバーダウン

BLOGOSさんが素早く記事を転載

まったくの私的な報告事項が、なぜかランキング上位に…

という珍事件が発生いたしました。そんな理由もあってか(?)、BLOGOS編集部さまから結婚についてのコラムを寄稿して欲しいとのご依頼をいただきまして、僭越ながら何か書こうと筆を取らせていただいた次第です。

参考記事:【ご報告】私たちは家族になって、恋人になって、また家族に戻るの

デートは初回から常に3人 話し合いはExcelの交換日記で

正直なところ自分自身、子連れの方と再婚していきなり父になる、血の繋がらない子どもを迎え入れるということは、これまで一度も考えたことがありませんでした。ただ議員になってからというもの、社会的養護・児童養護の分野に集中的に取り組んで行く中で、里親や養子縁組など多様な家族のあり方にずっと触れ続けています。

その経験から、自分の中で受け入れる素地ができていたのかもしれません。いざ交際が始まって娘と交流を重ねていく中で、血の繋がらない子どもを愛することができるか、実子と平等に接することができるかを考えたとき、驚くほど自分の中に抵抗を感じませんでした。

交際していく中で、ステップファミリー(≒子連れ再婚家族)に関する勉強は相当していたんですね。海外で先進事例や研究が多いので翻訳された専門書も読んでみたり、ステップファミリーが集まる勉強会に参加してみたり…。様々なハードルはあることがわかったけれど、実子でも苦労はあるだろうし、自分なら乗り越えられるかなと。

ただ難しかったのは、交際期間中に二人の時間がほとんど取れなかったこと。初対面の時から、デートも常に3人なので、なかなか突っ込んだ話をすることができませんでした。なので、「幸せ家族プランすりあわせ」というExcelファイルをつくって、

「理想の家族像」
「家族の中でのそれぞれの役割」
「子供のしつけをどうするか」
「結婚後も、どうしても譲れないことは何か」

など、重要事項をお互いが書き込んで交換日記みたいなことをして(笑)、お互いの価値観を擦り合わせたりしました。

そんなハードルを乗り越えながら、ついにお互いの家族を紹介するところまでたどり着きます。

両親の反応で子連れ再婚のハードルの高さを実感

子連れの相手と結婚する、という報告をしたとき、姉を含めた家族は全員びっくりしていました。「予想だにしていなかった!」という反応です。うん、私自身が予想していなかったからね。

私の両親は息子が政治家になって好き勝手にネットで炎上しても理解を示すくらいなので、相当に柔軟な頭を持っていると思います。なので「反対!」ということはなかったのですが、

「初婚でまだ若いんだし、敢えてそこに踏み込むの?」
「他の孫達と一緒に来たとき、平等に接することができるかしら…」

という不安はかなり、あったようです。まあ、自分が親の立場だとしても同じように感じると思いますので、やはり子連れ再婚に対してのハードルは高いのだなあと感じました。

友人からは「もっとチャラい結婚をすると思っていた…」の声も

友人からの反応は肯定的なものとしては、

「なかなかできることじゃない」
「女性ファンは、むしろ増えるのでは?」
「もっとチャラい結婚をすると思っていたのに、感動した!」←オイ

などがありました。一方で否定的というか、驚きも混じった反応としては

「俺なら絶対、血がつながってない子どもは無理」
「相手が離婚経験者だと、また離婚しそうではないか?」
「母と娘の関係に入り込めず、寂しい思いをしそう」

などでしょうか。自分の子どもですら育児に自信がないのに、ましてや他人の子なんて!と考えている同世代は、想像以上に多かった印象が残っています。

子どもとの関係は良好も…最大の障害は議員としての地盤?

障害というと語弊はありますが、上述の二人の時間が取れなかったことを始めとして、やはりあらゆる意味で「子どもとの関係」は難しい問題でした。ただ、ということになるでしょう。幸いなことに娘とは初対面からウマがあって、

「早く一緒に住みたい」
「ママ、再婚相手はオト(娘が私を呼ぶ時の呼称)がいいよー」

という感じだった(らしい)ので、感情的な面は問題なかったのですが、娘はすでに小学校1年生。通学などの環境もありますから、必然的に住む場所は限られることになります(相手が区議会議員という事情も勿論あり)。

選挙地盤である北区から住民票を移して、選挙に耐えられるか…?などには、少なからず葛藤がありましたけど、最終的にはすべてを飲み込もうと思いました。現在は北区と江東区の二重生活を続けていますが、やはり娘がいる江東区が生活の中心になりがちなので、いざとなったら江東区に行かざるをえないことは覚悟しています。

養子縁組届け記入時には手が震えた

これ、お恥ずかしながら私、再婚すれば自動的に子どもの戸籍って変更になるのかなと思っていたのですけど、もちろんそんなことはありません。男女が婚姻届を出しただけでは、片方の人物と子どもは単なる「同居人」です。養子縁組届けを提出して、初めていわゆる「家族」というユニットになります。

一般的には、婚姻届と同時に養子縁組届を提出するケースが多いようですが、養子縁組は行わない人もいます。養子縁組をするメリットとしては相続などの税制上の優遇や、家族の一体感が高まるなどがあげられる反面、

「仮に再度離婚となった際に、(様々な意味で)ダメージが大きい」
「元夫からの養育費が減額されてしまう」

などのデメリットもあります。まあ不吉なことを考えても仕方ないし(苦笑)、うちの場合は妻が元夫とは没交渉になっていたため、娘の意思も確認した上で養子縁組を行いました。まさに責任重大なので、用紙に記入するときと提出するときは、手が震えましたね…。

養子を迎えて新たな「家族像」へのチャレンジも視野に

血のつながりがなくても幸せいっぱいの、新しい家族像を示していきたいですね。実子は欲しいです。ステップファミリーの元で生まれる子どもを、「セメントベビー」と言います。日本では聞き慣れない単語で、セメントというとなんだか怖いイメージがありますが

「家族の絆を堅くする存在」

という意味で、この言葉が使われるようになったそうです。セメントベビーに来てもらって、一からの子育ても経験してみたいです。三人目は、それこそ要保護児童を養子に取るのが良いんじゃないかと、妻と二人で話しています。子どもたちは全員、血縁がバラバラ。それでも家族として円満に過ごしていく…そんな姿が作れれば最高だなあと。少なくとも、里親には挑戦してみたいです。



以上、つらつらと述べてきましたが、本当にこれから大変なことばかりだと思います。

「あんたなんか、本当のお父さんじゃないくせにっ!!」

と思春期の娘に言い放たれることを、今から夜な夜なシミュレーションして耐性を作っています(苦笑)。そんな「ステップファミリー奮闘記」を、時折自分のブログでも綴って参りますので、時には暖かく、また時には厳しいご指導をいただければ幸いです。

それでは、また次回(の寄稿依頼があれば!)。

プロフィール

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おときた駿 
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 32歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。

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