記事

「イスラム国」、臓器摘出認める宗教見解=米入手の文書

[ワシントン 24日 ロイター] - 過激派組織「イスラム国」のイスラム学者が、臓器の摘出を認める宗教見解(ファトワ)を示していたことが、ロイターが確認した文書で明らかになった。米当局者らは、文書は米軍特殊部隊がシリア東部で5月に実施した作戦で入手したとしている。

米政府の翻訳によると、同組織の「研究ファトワ委員会」は2015年1月31日付の文書で、イスラム教徒の命を救出するために生きている捕虜から臓器を摘出することは許されるとし、たとえ捕虜が死亡することになっても認められる、との見解を示した。

また「背教者の命と臓器への配慮は不要で、摘出することで処罰を受けることはない」とした。文書では「背教者」の定義は示されていない。

ロイターはこの文書の信ぴょう性を確認できていない。また、「イスラム国」が臓器の摘出や売買に実際に関与したかどうかは文書では明らかになっていない。

イラクのアルハキム国連大使はロイターに対し、「イスラム国」が資金獲得のため臓器売買を実施している可能性を示す証拠として、国連の安全保障理事会が文書を調査すべきだとの考えを示した。

アルハキム氏は2月に、イラクのモスルで臓器摘出を拒否した医師12人が殺害されたとして、安保理に調査を要請した。

対「イスラム国」でオバマ米大統領の有志連合特使を務めるブレット・マクガーク氏はインタビューで、米軍特殊部隊が5月に行った作戦でパソコンのハードドライブ、CD、DVDなど大量のデータが発見されたと述べた。

作戦では「イスラム国」のアブ・サヤフ幹部が殺害され、妻が拘束された。同幹部は組織の資金源である原油・ガス取引などを指揮していた。

マクガーク氏を含む米高官は、文書で示された見解に従い同組織が臓器摘出を実施したかどうかは確認できていないと述べた。

※米政府による同文書の英文翻訳は以下をご覧下さい。

http://graphics.thomsonreuters.com/doc/document.pdf

あわせて読みたい

「IS(イスラム国)」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    ナイキ多様性広告 日本で大反発

    BBCニュース

  2. 2

    PUFFY亜美を選んだTERUの離婚劇

    文春オンライン

  3. 3

    「鬼滅の刃」米で成功の可能性は

    田近昌也

  4. 4

    秋篠宮さま誕生日に職員2名辞職

    文春オンライン

  5. 5

    宗男氏 礼儀ない野党議員を非難

    鈴木宗男

  6. 6

    「小泉さんの仕事」橋下氏が指摘

    橋下徹

  7. 7

    政府の五輪感染対策に批判殺到

    女性自身

  8. 8

    吉村知事の苦言に「ブーメラン」

    女性自身

  9. 9

    扇動行為ない周庭氏を封じた中国

    新潮社フォーサイト

  10. 10

    セルフレジが「改悪」になるお店

    内藤忍

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。