記事

子宮頸がんスクリーニングに関して

タレントで弁護士の大渕愛子さんが、子宮頚部の高度異形成にて手術をうけると報道されていました。高度異形成は上皮内がん(0期のがん)も含みます。それ故、円錐切除と言われる手術をして、病変部を取り除きます。

子宮頸がんは、早期発見によって死亡率を低下できるがんの筆頭です。特に上皮内癌の段階で見つかった場合は、ほぼ100パーセントの生存率が期待できます。それ故、WHOでも子宮頸がんのスクリーニングを世界的に啓発しています。また、厚労省助成を用いて行われた研究班もガイドラインの中で、子宮がん検診の有効性を強調しています。

http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs380/en/
http://canscreen.ncc.go.jp/pdf/guideline/shikyukei-full0912.pdf

子宮頸がんの原因の一つにHPV(ヒトパピローマウイルス)感染症の関与が指摘されています。子宮頸がんの多くは開発途上国で発生しますが、先進国でも若年層を中心に増加傾向にあります。

http://ganjoho.jp/public/cancer/cervix_uteri/

このように、早期に発見すればほぼ100%治ると言われているがんですが、我が国の検診状況は、というと、欧米諸国と比して、遅れをとっているのが現状です。

欧米諸国の子宮頸がん受診率は50%以上であるのに比して、我が国は40%に満たない状態です。
https://www.gankenshin50.go.jp/screening/situation.html

なぜ子宮頸がん検診を受けないのか、という理由の第一位は、「見つかったら怖いから」というものでした。
こうした反応が出てくるのは、「早期の子宮頸がんはほぼ100%完治する」という事実が、きちんと伝わっていないからだと思います。

検診による早期発見が、死亡率を低下させるというエビデンスを、国民に周知徹底させる啓発活動が、より活発に行われる事を望みます。

あわせて読みたい

「子宮頸がん」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    菅直人・元総理から維新へ突然の宣戦布告!とりあえずその勘違いを正す

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

    01月20日 09:29

  2. 2

    コロナ問題の整理 あくまで感染症は致死率で考えよう

    中村ゆきつぐ

    01月20日 09:14

  3. 3

    「こんなの三越じゃない」11期連続赤字の地方店が仕掛けた"前代未聞のデパ地下"の狙い

    PRESIDENT Online

    01月20日 09:00

  4. 4

    <『M-1』の漫才論争>オズワルドの錦鯉に対する敗北が、『M-1』を競技漫才化させる理由

    メディアゴン

    01月20日 09:40

  5. 5

    西村知美 心の叫び綴った娘の日記をテレビで暴露も「ゾッとする」「可哀想」と物議

    女性自身

    01月20日 16:15

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。