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「ウーバー症候群」の時代に米軍統合特殊作戦コマンド (JSOC)の変革事例から学べること 

週末にAppleTVで映画やらTEDを見るのは普段テレビを見ない私にとって大事な時間でした。

今年の10月にAmazon Fire TVを購入してからというもの、プライム会員なら無料で見られる映画の他、ナショナルジオグラフィックを筆頭としたドキュメンタリー番組を数多く無料視聴できるのが大変在り難いです。

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わたしが最近はまっているのは、

こういった科学、技術、歴史に関するコンテンツ。これが見放題なんですから本当に嬉しいです。

さて、IT方面ではアジャイル開発のような従来よりもスピードを重視した開発手法が注目を集めたりしていますが、これはIoT方面などリアルタイムに情報を知見化することがメリットを生み出す領域が出てきていることを考えれば必然の流れかと思います。

これに対応するには、組織を超えて水平分業するとか、自作技術だけでは追いつかないところにどうスピード感をもって対応するかという、これまでの組織文化の変革が必要な要因もあります。

とくにフェイル・ファーストと言われる取り組みや、規模の違う企業同士がフラットに結びつきながらプロジェクトを推進することに対し日本の企業は苦手なのではないでしょうか。

なぜ日本でシリコンバレーのような場所が作れないのかという話題を時々見かけますが、アメリカにおいても様々な組織変革の経験があって、あのような場所が生まれているのでは?と思わせる番組をAmazonビデオで発見したのでご紹介したいと思います。

その番組は、アメリカ軍を率いた将軍たち 第1話「前編」、第2話「後編」です。

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第1話「前編」で紹介される、第2次大戦後からベトナム戦争で厳しい世論に晒され、徴兵制の廃止とそれに伴う大改革として取り入れた、入隊資格として高卒の学歴を必要としたことというくだりは組織変革論の観点からすると興味深いものがあります。

そして第2話「後編」では、

前編で紹介した変革を経て、史上最強のアメリカ軍を構築したものの、イラクでつまづいてしまった話からスタートします。

敵国の軍隊との戦いは想定していても、反政府組織やアルカイダとの戦いは想定されておらず、言うならば「軍服を着ない敵との、前線なき戦いを学ばなければいけなかった」という状況に対応する必要に迫られたのでした。

敵国の正規軍を想定した米軍は戦闘が長期化するなかで自分たちが対峙している問題は想定とまったく違うのだということを納得するのに1年かかったとのことで、統合特殊作戦コマンド (Joint Special Operations Command/JSOC)を率いたスタンリー・マクリスタルのインタビューでは、こんな事が語られます。

  • アルカイダの構造はいわばネットワーク
  • 既存の戦法は通じない
  • その特徴はスピード、柔軟性、そして独立性
  • ネットワークにはネットワークで対抗する
  • 8割の実行部隊と2割の諜報部隊を理想と考えていたが、8割の諜報部隊と2割の実行部隊に変化した
  • CIA、NSA、FBI、国務省、財務省など情報のスペシャリストだが従軍経験はなく、この集団をまとめるのは当初は難しかった
  • かつてないスピードが求められていることを分からせる必要があった
  • それを実現させる努力の仮定で幾つもの革新が生まれた
  • 関係者全員を交えたテレビ会議を行うことで情報量が増えた
  • 自分たちの問題として作戦を考えるようになった
  • 現実に何かが変わることを感じたのではないか
  • 強くたくましい肉体派の精鋭として軍の中で特別な地位を築いてきたが、主体的な姿勢と問題解決能力がもっとも重要な評価の基準になり、頭脳が求められた。

いかがでしょう?

ここで語られていることは、後述するテクノロジ・ベンチャーによる、そもそも想定していなかった競合からの脅威に晒されている環境の変革について何か役に立つ知見が見いだせるのではないでしょうか。

こちらのサイトでは、

と題したIBMのレポートが参照できます。

その冒頭には"将来の競合が見えているか"という言葉と共にこんな書き出しと、

「ウーバー症候群」。それは、ビジネス・モデルがまったく異なる競合が市場に参入し、既存企業を破壊していく現象である。

調査で集められた大企業のCEOやCIO、COO、CMOの言葉が紹介されています。

  • 「競争の境界線があいまいになりつつある」
  • 「最大の脅威は、いまだ競合と分類されていない競合である」
  • 「テクノロジーの進化はあまりにも早い。その予測は困難だが、遅れを取らないように努めることはできる」

どうも米軍がイラクで体験し変革から乗り越えてきた状況とグローバル企業が抱えるこれからの経営課題がと変革の方向性が似ているような気がしてなりません。

日本でもAmazonをはじめ、Uber、Airbnb、Netflix、FinTechなどなど、従来想定されていた競合とは違う領域から破壊的なイノベーションに晒されるケースは増大しており、米軍の統合特殊作戦コマンド (Joint Special Operations Command/JSOC)の変革事例から学べるところは多いのではないでしょうか。

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