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おおさか維新の会は、本当に与党化するのか

江田憲司さんは、おおさか維新の会はどんどん与党化への道を歩むだろうから、野党再編などとは言わないで欲しいと注文を付けたようだ。

橋下氏や松井氏の安倍総理や官邸との距離感の近さを考えれば、なるほど、という気もしないではないが、しかし、おおさか維新の会の躍進次第では野党再編はなくても政界再編はあり得る、ということは忘れない方がいいだろう。

目下のところ自民党は一枚岩のように見えるが、肥大化した政党はいつかどこかで亀裂が生じるものである。

主流派と非主流派、執行部派と非執行部派、お友達派と非お友達派、被厚遇派と被冷遇派ぐらいの違いはいつか出てくる。

憲法改正を志向している人たちの中でも、どういう憲法改正を志向しているのかで分かれることもある。

個別の政策課題で決定的な対立を招くこともある。

多分現時点では自民党に何日もの長があるだろうが、おおさか維新の会に若い有能な人材が集まるようになれば、いずれは世間の評価が変わることもある。

自民党からはなかなか立候補のチャンスを得られない若手の官僚出身者や各種のシンクタンク出身者、地方議員出身者、若手経営者、NPO法人等の指導者、マスコミ関係者や弁護士等の自由職業人などが集まり始めたら、確実に世間の評価は変わっていくはずだ。

どちらにより有能な人材が集まっているのか、という問題になり得る。

未知数の魅力ということもある。

マイナスの評価が付いた集団と比較したら、ゼロは相対的にプラスに見えることもある。

おおさか維新の会がこれからどういうアピールをしていくかに掛かっていることだと思うが、おおさか維新の会の松井氏や橋下氏が安倍総理や官邸との距離感の近さをアピールしていくことは多分おおさか維新の会にはプラスに働くはずである。

一強多弱の現在の日本の政治状況を変えていくのは、多弱の陣営のみをターゲットにしている野党再編ではなく、保守層にも浸透する可能性がある政界再編なのかも知れない。

橋下氏も松井氏も、さらには安倍総理も菅官房長官もそういうあたりのことをまったく意識しないで昨日の会食に臨んだのだろうが、多分昨日の会食はおおさか維新の会へのエールになるはずである。

それにしても、自民党大阪府連の執行部の皆さんは、さぞ歯噛みしていることだろう。

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