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ドル121円後半、日銀の緩和強化策めぐり乱高下

[東京 18日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の121.87/89円だった。日銀が緩和策の補完措置を打ち出した直後から相場は乱高下し、その後は投げ売りの動きが強まって上値が重くなった。

朝方から正午までのドル/円の値幅は30銭程度にとどまった。仲値付近では年末の取引に絡んだ実需筋のフローも流入したが、方向感は出なかった。

午後に日銀が金融政策決定会合の結果を発表したことを受け、それまで122.50円付近を推移していたドル/円は一時123.59円に約1円急上昇した後、一転して1円超下落の121.82円まで下押しするという乱高下の様相となった。

日銀は、上場投資信託(ETF)の買い入れに別枠を新設することや、長期国債買い入れの平均残存期間の長期化など現行の量的・質的金融緩和(QQE)の強化策を決定した。マネタリーベースの年間増加額目標はこれまでの80兆円を維持した。

市場では「これまでの緩和策をよりスムーズにやっていくために工夫したもの。バズーカではなく、全体的にはファインチューニング」(野村証券のシニアエコノミスト、桑原真樹氏)との声が出ていた。

金融政策は現状維持が事前のコンセンサスだったため、市場は予想外の追加緩和との受け止めから反射的にドル買い/円売りで反応したもよう。ただ、時間の経過とともに消化が進み「投げ売りが強まった」(国内金融機関)との声が出ていた。

株価は大引けにかけて下げを拡大し、ドル/円も上値が重くなった。「日銀会合を通過し、あらためて米株安の織り込みが進んだ面もあったようだ」(国内金融機関)との見方が聞かれた。

追加緩和への思惑が一部でくすぶっていたことで、海外時間に米株安となった中で、朝方のドル/円や日本株の底堅い動きを支えられていたとの見方もあった。

きょうは黒田東彦総裁の会見がある。最近の原油安を受けて黒田総裁から将来の追加緩和をにおわすような発言が出るか関心を集めている。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 121.87/89 1.0850/54 132.24/28

午前9時現在 122.45/47 1.0841/45 132.76/80

NY午後5時 122.55/56 1.0825/30 132.65/69

(為替マーケットチーム)

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