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COP21、パリ協定採択

難航していたCOP21(国連気候変動枠組条約の第21回締約国会議)は、12日夜(日本時間13日未明)に、新たな温暖化対策の世界的枠組みを決める「パリ協定」を全会一致で採択しました。

この新しい枠組みは、18年前の京都議定書以来のものです。

そして、京都議定書は、先進国だけが対象でしたが、パリ協定では、途上国も含めた196ヶ国・地域が参加します。

それだけに、先進国と途上国の主張が対立して、まとまるのに時間がかかりましたが、全会一致で新しい枠組みが採択されたことは、高く評価したいと思います。

パリ協定では、産業革命前からの気温上昇を「2度よりかなり低く抑える」とともに、「1.5度未満に抑えるよう努力する」ことが盛り込まれました。

この努力目標は、温暖化の影響を受けやすい島国などが求めていて、入れられました。温暖化対策の長期目標として、「気温上昇を2度未満に抑えるために、今世紀後半に人為的な排出と吸収を均衡させる」と明記し、今世紀後半には、実質的に排出ゼロを目指すことにしています。

また、長期目標の達成に向けて、定期的な点検と見直しの仕組みが作られました。目標は、5年ごとに更新し後退させない、とし、削減目標の作成、報告に加え、達成するための国内対策を義務付けました。

各国が提出した目標を足し合わせた効果を5年ごとに世界全体で点検し、その結果を受けて、自国の目標を更新する機会を与えて、対策を徐々に強化することになっています。フォローアップの仕組み、点検と見直しの仕組みが盛り込まれたことは、実効性を上げるために、とても大事なことだと思います。

最後まで残った論点の、先進国から途上国への資金支援は、引き続き先進国が義務を負うとともに、経済力をつけた新興国にも自発的に資金を出すよう促すことになりました。

日本は、温暖化対策に、技術面からも金面からも、貢献できると思います。こうしたことでの国際貢献が、世界から尊敬される国への道だと考えます。

温暖化防止のためには、もちろん私たちひとりひとりの努力が必要ですから、政府が率先して、広報にも努め、全体で取り組んでいく必要があると思います。

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