記事
- 2010年12月29日 02:32
個人で出来る危機管理
2/2前にも書きましたがその場合、ガイジンが日本の国債を買い支えてくれる可能性は低いです。なぜなら日本のファンダメンタルズの悪さは世界の投資家には良く知られているからです。
リンク先を見る
とりわけトレンドとして日本の財政収支は悪化の一途をたどっています。
リンク先を見る
下のグラフは政府負債(グロスベース)のトレンドを示したものですが、日本の場合、トレンドの悪化のペースもさることながら、規模が半端じゃない点は否が応でも目につきます。
リンク先を見る
しかしそんなアブナイ日本国債を機関投資家が敬遠したか?といえば、それは違います。日本国債はこれまで苦労無く消化されてきたし、価格も上昇してきました。その理由は日本がデフレだったからです。
またリーマン・ショックなどがありアメリカや欧州などの先進国でもデフレの可能性が出ました。このため債券はファンダメンタルズの悪化にもかかわらず世界的に人気だったのです。
下はアメリカの10年債の利回りのグラフですが1980年から実に30年にも及ぶ長期ブル相場があったことがわかります。
リンク先を見る
つまりなぜアブナイ日本国債がこれまでスンナリ消化されてきたか?という疑問への答えは、「いままで日本国債を買って損をしなかったから」という事に尽きるのです。
でも逆に言えばこれだけ利回りが小さくなれば「日本国債を購入することで背負い込むリスクに対してじゅうぶんな見返りとしてのリターンが無い」と投資家が考える日が来ないとも限らないわけです。
事実、日本国債に投資することでキャピタル・ロス(評価損)が出始めれば、国際的に見て自己資本比率が低い日本の金融機関は堪え切れなくなってこっそり国債から「足抜き」をはじめると考えるのが自然です。
それでは一体、何がきっかけで投資家の考えが変わるか?ですが、僕は案外、原油価格ではないかなと思っています。
原油は2010年を通じて余り動きませんでした。それは最大の消費国が米国であり、アメリカの景気が悪いのでとうぶん原油の相場は後回しになると思われてきたからです。
その原油が最近90ドルを超えて過去1年の新値につっかけてきています。
リンク先を見る
そろそろ話をまとめたいと思います。
われわれ個人に出来る危機管理として先ず僕がやりたいことは少し原油を買いたいということです。これはETFやCFDや海外先物などでカンタンに実行できます。
次に債券ではなるべく先進国の比率を減らし新興国の比率を上げるという事です。
以上はすぐにでも実行できるささやかな生活防衛だし、成果はすぐに出ると思います。



