さて、先ほどの直接投資のグラフに戻ると1992年の訒小平の南巡講話以降、中国への直接投資が飛び出していることがわかります。
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それからほどなく、1995年の時点での各地域の海外直接投資の受け入れシェアを見ると東アジアが圧倒的となっていることがわかります。その反面、インドを含む西アジアは全く顧みられていないことも目を引きます。
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東南アジアはタイなどの新興国が注目されはじめた時期にあたりますので、かなり直接投資の流入があったことがわかります。
そして今回の金融危機が襲って直接投資が激減した後の2009年でのシェアは下のパイチャートのようになっています。
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これを見ると東アジアの比率が下がり、インドを含む西アジアが増えています。またアフリカや湾岸諸国など世界のいろいろな地域にバランス良く投資が分散しはじめたことがわかります。
なお2010年の予想については今回お見せしている資料には出ていないのですが、湾岸諸国などが好調に直接投資の受け入れを伸ばすと予想されています。
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- 2010年12月22日 01:45