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  • 祇園
  • 2011年08月31日 10:16

日本マクロ定点観測〜7月鉱工業生産

8月31日に経済産業省は7月の鉱工業生産指数速報値を公表した。以下は各指標である(括弧内は前月比)。

・生産指数 93.2(+0.6%)
・出荷指数 94.5(+0.2%)
・在庫指数 100.6(-0.2%)
・在庫率指数 116.3(+3.9%)


・鉱工業生産指数と在庫指数の推移(出所:METI)
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5月・6月に大きく増加した後、7月の生産はやや伸び悩む展開となった。7月は輸送機械工業や情報通信機械工業、一般機械工業が牽引する形で生産が伸びた。経済産業省では、基調判断を「生産は東日本大震災の影響から回復しつつある」に据え置いた。出荷についても同じく伸び悩みとなっている。このことは恐らく2つの理由が存在しているように思われる。一つは在庫復元の動きが一巡しつつあること、もうひとつは電力供給によるものである。在庫復元については、3月の震災以後急ピッチに進められてきたが、6月までにある程度は完了したようにも思われる。さらに7月から電力使用制限令が発動されており、それまでに生産が前倒しして行われた影響もあろう。また生産予測指数によれば、8月の生産は堅調であるものの、9月は減少することが見込まれており、携帯電話の新機種増加による反動減の影響もあるようだが、おそらくはグローバル景気が減速し、需要が低下してきていることを反映しているのではないかとみられる。また、出荷が伸び悩んでいることも足元の需要が低下してきている可能性を示唆している。従って今後輸出のモメンタムも低下していくのではないかと思われる。震災以降、在庫復元の動きによって生産が回復し、輸出や個人消費の伸びにより加速が期待されていたが、足元の状況からすればその期待にも陰りがみえており、7-8月をピークにして生産も調整していく可能性がある
以下は在庫循環図である(出所:METI)。
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3月の震災以降、負の供給ショックが発生し、在庫を積み増す動きとなったものの、直近のデータではその動きが一巡していることが示唆されている。今後出荷のモメンタムが低下していくことが見込まれることから、左方向へのシフトが起こるものとみられる。

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