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少子化の障害は取り除け、夫婦別姓問題

「夫婦は同姓にしなければならない」と規定する民法が憲法に違反すると訴えていた事件について、再来週、最高裁は判決を言い渡す予定です。

私は、かねて、「選択的夫婦別姓制」がよいと主張してきました。
選択的夫婦別姓制」とは、夫婦がどちらか一方の姓を名乗ってもいいし、夫婦のどちらもそれまでの姓を変えなくても構わない、それを夫婦の協議に任せるという制度です。



実は、既に20年近く前、法務省の法制審議会は、選択的夫婦別姓制を導入すべきという意見をまとめております。
世界的にも、どちらかの姓を名乗るべきとする国は、日本のほか一つくらいでしょうか。

ところが、「姓が異なると日本社会が築いてきた家族制度が崩れる」などの反対理由で、今のところ、民法の改正案は、国会を通過できていないのです。
確かに、日本古来の家族観を大事にすることは重要だとは思います。

しかし、今、国をあげて少子化対策に取り組んでいます。
夫婦の一方が名字を変えるのは、様々な苦労・摩擦を伴います。
それを嫌って、結婚をためらっている人たちもいます。

また、現在の制度は、DVの原因になっているとも言われています。
現状では、夫の姓を名乗っている夫婦が多いものと思われますが、これは、いわば妻が夫に従う形になるため、夫の中には、あたかも妻が自分の所有物であるかのような潜在意識を有する者がおり、妻に暴力を振るう傾向を持つことを否定できないとされています。

再来週の最高裁判決の内容がどうであろと、結婚への障害を取り除くという意味でも、また、DVの芽を摘み取るという意味でも、選択的夫婦別姓制を導入すべきではないでしょうか。

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