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定点観測〜1月鉱工業生産

2月28日に経済産業省は1月の鉱工業生産指数を発表した。以下は1月の結果である。

・鉱工業生産指数 97.1 +2.4%(MoM)
・出荷指数 96.9 +1.1%(MoM)
・在庫指数 100.9 +4.7%(MoM)


生産指数は市場予想の4.0%に比べ弱い結果となった。以下は生産指数と在庫指数の推移(出所:METI)。

グラフ1

経済産業省では、生産の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、一般機械工業、鉄鋼業等であったとしており、基調判断を「生産は持ち直しの動きで推移している」とした。普通自動車や部品が生産を押し上げており、新興国向けの輸出で支えられているといった感じだろう。製造工業生産予測調査では、2月は0.1%増加、3月は1.9%増加と見込まれており、今後の生産拡大のペースについては、緩やかに拡大することが予測されている。また、在庫が大幅に増加しており、情報通信機械工業や輸送機械工業などが寄与している。以下は日本の在庫循環図の推移(出所:METI)。

グラフ2

1月の動きは出荷のモメンタムが低下している一方で、在庫のモメンタムが拡大している。これは各種政策効果の剥落が寄与しているものと思われる。今後エコポイント効果の剥落(すなわち家電の購入需要の低下)により情報通信などのセクターで在庫調整の必要が生じているほか、自動車関連も引き続き在庫が増加していることを考慮すれば、国内の生産全般については回復基調が続くものの、そのモメンタムは緩慢なものとなる可能性が強い。消費動向が盛り上がらない限り、1-3月の国内の成長率も低いレベルに留まることも考慮したい。新興国需要にもやや陰りがみえはじめ、商品市況高騰や中東情勢の動向如何では米国など先進国経済の需要動向にも不安が生じていることから、ここからさらに需要が大きく高まることは期待しにくい。

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