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  • 祇園
  • 2011年02月21日 07:13

Global Market Weekly Focus〜2.21-25

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Although policymakers in the emerging markets clearly face important challenges, such concerns should be put into perspective. First, these capital flows have been driven by many factors, including expectations of more-rapid growth and thus higher investment returns in the emerging market economies than in the advanced economies. Indeed, recent data suggest that the aggregate flows to emerging markets are not out of line with longer-term trends. Second, as I noted earlier, emerging market economies have a strong interest in a continued economic recovery in the advanced economies, which accommodative monetary policies in the advanced economies are intended to promote. Third, policymakers in the emerging markets have a range of powerful--although admittedly imperfect--tools that they can use to manage their economies and prevent overheating, including exchange rate adjustment, monetary and fiscal policies, and macroprudential measures. Finally, it should be borne in mind that spillovers can go both ways. For example, resurgent demand in the emerging markets has contributed significantly to the sharp recent run-up in global commodity prices. More generally, the maintenance of undervalued currencies by some countries has contributed to a pattern of global spending that is unbalanced and unsustainable. Such imbalances include those not only between emerging markets and advanced economies, but also among the emerging market economies themselves, as those countries that have allowed their exchange rates to be determined primarily by market forces have seen their competitiveness erode relative to countries that have intervened more aggressively in foreign exchange markets.

そのような懸念を視野に入れるべく、エマージングマーケット(EM)の政策担当者は重要な課題に直面している。最初に、(EMへの)資本流入ーは、より速い成長、それゆえ先進国経済よりもEM経済のほうが高い投資リターンが上げられることへの期待を含む、様々な要因により発生する。実際に最近のデータではEMへの流入の総額は過去のトレンドから外れていないことが示唆されている。第2に、私は早くから指摘していたが、EM経済は先進国経済の経済回復に強い関心を持っている、すなわち先進国経済の緩和的な金融政策が(EM経済の)経済成長を促進させている。第3に、EMにおける政策担当者は、確かに不完全ではあるものの、為替レートの調整や金融、財政政策、そしてマクロプルーデンシャル的な手法を含む、経済を管理し、過熱を抑制できる強力なツールを保有している。最後に、両方に向かってしまうスピルオーバー(余波)について心がけるべきである。例えば、EM市場の需要の回復は、最近のコモディティ価格の鋭角的な上昇に強く寄与している。一般的には、いくつかの国で通貨がアンダーバリューとなっていることが継続しているのは、グローバルな不均衡かつ持続不可能な支出パターンに寄与してしまう。そのようなインバランスはEM経済と先進国経済だけでなく、EM経済それ自身をも含んでいる。為替レートを主に市場の力で決定することを容認している国は、外為市場でより積極的な介入を行う国に対して競争力を失ってしまう。


としている。上記のことからも読み取れるように、米国サイドなどはインバランスの解決のために新興国、(直接言及はしていないものの)特に中国の通貨安政策を是正するように求めている。このことから、中国に対する通貨政策のプレッシャーは今後ますます高まっていくものと思われる。しかし、中国サイドはインバランスの是正のために経常収支目標を定めることや外貨準備に対して規制をかけることには異論を唱えており、この点でさらに米国をはじめとした先進国と中国との間との対立は継続していくものとみられる。従って、今回もインバランス是正のための努力目標は作成したものの、それに向けた道筋は決して容易ではないことが示唆された会合ではなかったかと思われる。今後中国ではインフレ圧力にさらされ、通貨安政策からの転換が予測されるものの、面子を重んじる国であるため、対外的な圧力によってではなく、あくまでも自国内の事情において政策決定が行われるものとみられ、その時期は即時ではなく時間的な経過を見ながら、かつ市場が予測し織り込む形ではなく、ある意味で突発的なものとなっていくのだろう。

また、一次産品の高騰についても警戒感を表明し、日銀中曽理事を議長とする調査部会を設置することで合意したが、投機規制への言及がなかったほか、通貨システムに脆弱性があることなども表明された。この点についてはバーナンキ議長は強く否定しているものの、QE2による新興国への資金流入がインフレを高めているという主張もあり、コモディティ価格についてもこうした緩和的な金融政策によって引き起こされているという主張も強い。このことから、先進国の金融緩和への新興国からの批判も今後強まっていく可能性もある。IMFのSDRについても構成通貨についてドル、ユーロ、ポンド、円から拡大する必要性についても一致した。SDRの論議を踏まえ、今後新興国などのIMFへの発言権を睨みながらIMF改革への論議へと発展していくものとみられる。

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