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ひとを見る目

 なんだか眠れないうちに朝を迎えようとしているので、与太話でも。

 2007年に、『サイバージャーナリズム論』という本が出版された。

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 この新書なのだけれど、そのほとんどが共著者がそれぞれの著書で展開されている論考の再掲という、良く言えば雑誌的、悪くいえば金返せ的な内容で、当時の自分としては憤慨したものだった(摂エントリー参照)。

 それで、ここで共著者に名を連ねているスポンタ中村氏なのだけれど。当時、ジャーナリズム論を盛んにエントリーで展開されていたブロガーで、失礼ながら言論の世界では無名の存在だった。彼の主張は、はたから見ても夢想的だったのだけれど、後に『TechWave』を立ち上げることになる湯川氏が呼ぶ形でディスカッションのパートに参加することで、本書の「共著者」に名を連ねた、というわけだ。

 私の率直な感想として、「ひとを見る目がないなぁ」と思っていたわけなのだけど、ある方が湯川氏のことを「イカもの好き」と評していて、なんとなく腑に落ちた。『ブログがジャーナリズムを変える』という本まで出し、その存在がメディア環境の打破につながる可能性に賭けていた湯川氏にとって、中村氏に通じる何かがあったのだろう。

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 こんな昔話(といってもまだ8年前のことだけど)を蒸し返したのは、津田大介氏が最近なんだか『Twitter』で炎上気味になる機会が多いみたいだから。特に、SEALDs絡みでやや「アツく」なっているような印象を受けている。

 津田大介、SEALDsの資金に疑問を持った人に突如謎の言いがかりをつけるの巻+おまけ (Togetterまとめ)

 個人的に、SEALDsに肩入れ(というと否定されるかもしれないけど)するのは、やはり「ひとを見る目がないなぁ」と思わざるをえないのだけど。これって湯川氏と同じで、津田氏も「イカもの好き」で、彼らの「純朴な社会変革の志」に惹かれるところがあるのかもしれないし、津田氏が20代の頃に出来なかった何かを果たそうとしている存在に見えるのかもしれないなぁ、とはたから見ていて思ったりする。まぁ、ただの妄想で感想ですが。

 しかし。つくづく「ひとを見る目」というものは第六感的で、「養う」というよりもある方向で共振するようにどうしようもなく動いてしまうものなのだなぁ、と感じざるをえない。佐々木俊尚氏あたりもイケダハヤト氏に目をかけていた時期があったし、他の方々にしても「えっ」というひとに肩入れし出すことがあるから、こればっかりはどうしようもないのかもしれないね。

 ただ、ソーシャルメディアがここまで普及した中で、特に政治的な存在への過剰(に見える)ピックアップをすると、周囲からのツッコミも入るし、醒めた視線も集まることになるのはある程度仕方がないだけでなく、その肩入れが原因で、そのひと自身が凋落するきっかけになる可能性は、前より高くなっているように感じる。

 津田氏ほどのひとが、この程度のことで致命的な躓きになるとは考えにくいかもしれないけれど、湯川氏がパッとしなくなったのは「サイバージャーナリズム」からだし、なんとなく雲行きあやしく思えてしまう。余計なお世話だと重々承知しているのですけれどね。

 なんだかとりとめのない上に歯切れの悪い感じになってしまったのだけど。まぁ、何というか、他人の「ひとを見る目」って、よくわからないことが多いよなぁ、という話でした。

 ひとのこと気にしている場合じゃないし、作業カツカツだし、今日も生きていこう!

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