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ドル122円半ば、海外ファンド勢は起死回生のユーロ売り

[東京 26日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク時間の午後5時時点に比べ、ドル安/円高の122円半ば。感謝祭で全般に商いが細る中、朝方122円後半だったドル/円は、実需のフローや調整売りを受けて、じり安の展開となった。

足もとのドル/円相場について、FXプライムbyGMOの常務取締役・上田眞理人氏は、「米利上げに向けてドルが強いが、トルコ情勢などからリスクオフで円が買われやすい環境でもあり、ドル買いとリスクオフの円買いの綱引きになっている」と言う。

ドル高の裏では、英ポンドやユーロ安、資源国通貨安がすすみ、クロス円の弱さが際立っている。ユーロ/円は130.13円付近まで下落した。前日は一時129.77円まで下落し、4月28日以来、7カ月ぶり安値をつけた。

複数のトレーダーによると、今年これまでの運用成績が芳しくない多くの海外ヘッジファンドは起死回生を狙って、ユーロ売りを活発化させているという。

「顧客から資金を引きあげられ、運用成績も悪いファンドは、年末までになんとか成績を挽回しようと必死だ」(国内運用機関)という。

買っても上がらず売っても下がらないドル/円と異なり、ユーロは売れば動くので、「ユーロは何があっても売りの構え」(同)で、感謝祭にも関わらず、欧米市場でユーロ売りを仕掛けるファンドが数多くみられるという。

ユーロは前日1.0565ドルまで下落し、4月14日以来約7カ月ぶりの安値をつけた。

欧州中央銀行(ECB)が12月3日の会合で、市中銀行がECBに預ける資金の額に応じて異なる金利を課す(2段階の中銀預金金利の導入)ことや、資産買い入れの対象を拡大することを検討する見込みとの報道がきっかけとなった。

市場では「2段階の預金金利がなぜユーロ売り材料になるのかわからないが、とにかく、ファンドはユーロ売り以外、効率的にもうけるあてがないようだ」(前出の国内運用機関)。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 122.56/58 1.0618/22 130.14/18

午前9時現在 122.68/70 1.0621/25 130.31/35

NY午後5時 122.70/73 1.0625/30 130.38/42

(為替マーケットチーム)

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