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アルゼンチン次期大統領、改革推進へ 債務再編「厳しい交渉に」

[ブエノスアイレス 24日 ロイター] - アルゼンチン大統領選挙の決選投票で当選を決めたマウリシオ・マクリ氏は、同国の未返済債務をめぐって訴訟を起こしている米国のヘッジファンドと「厳しい交渉」を行う時間を確保するために、経済改革を推し進める計画だ。

経済界に近い立場を取るマクリ氏は、22日に決選投票を僅差で勝利し、停滞する経済を再び成長軌道に乗せると明言しているが、アルゼンチンのデフォルト(債務不履行)時に債務再編に応じなかった「ホールドアウト」債権者との間の10年に及ぶ法廷闘争を解決する必要がある。

マクリ氏は24日付の地元有力紙クラリンのインタビューで「われわれがアルゼンチン国民の権利を守るために、厳しい交渉の枠組み作りの時間が与えられるような政治的解決を図りたい」と述べた。

この発言は、減少を続ける中央銀行の外貨準備を新政権が増強する必要があることを意味する。フェルナンデス大統領が通貨ペソ<ARS=RASL>の下支えに向けた闘いを進めた中で、同国の外貨準備高は260億ドルを割り込み、9年ぶりの低水準に落ち込んでいる。

さらに外貨準備が減少すると、資本規制や貿易規制を解除したいマクリ氏の計画は実現が困難になる可能性がある。マクリ氏は経済成長に弾みをつけ、2桁のインフレ率を引き下げるとともに財政赤字を縮小する上で、これらの改革が必要だとしている。

反マクリ派の人々は、通貨規制を短期間に解除して二重為替レートを一本化するマクリ氏の提案は「大規模な通貨安」の引き金になる一方、小麦やトウモロコシにかかる輸出税の廃止は国庫に入るドル資金の減少を招くと警告している。

マクリ氏は24日中にフェルナンデス氏と非公開の会談を行う予定で、12月10日の就任に向けて秩序ある形で政権移行を進めたい考えだ。

マクリ氏は前日、アレハンドロ・バノリ総裁を含む中央銀行首脳らに対し、新政権が信頼できるチームを指名できるように辞任を求めた。

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