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- 2015年11月19日 11:27
イスラム国との戦いは第三次世界大戦か?
ローマ法王の「第三次世界大戦」発言を受け、
「イスラム国の軍事力は結構弱いから、みんなで団結しさえすれば第三次世界大戦なんかになりえない!だからだいじょうぶ!」
といった趣旨の見解がいわゆる有識者からだされるようになっています。
はっきり言わせていただきますが、これは見当違いも甚だしい議論です。
イスラム国の本当の怖さは、彼らが現在持っている軍事力に由来するわけではありません。
それは、彼らのイデオロギーに由来するものです。
昨日CNNが、「ラッカは沈黙のうちに処刑される」というラッカの活動家グループのメンバーへのインタビューを放送しましたが、彼も次のように言っていました。
「もしあなた方(アメリカ有志連合)がイスラム国を滅ぼしたとしても、イスラム国のイデオロギーを滅ぼさないままだとしたら、2〜3ヶ月、もしくは1年後には、新たなイスラム国が出現するでしょう。」
リンク先を見る
人類の歴史上、世界大戦はまだニ度しかおこっていません。
つまり、世界大戦なるものの普遍的定義なんてものはないわけです。
イスラム国との戦いは、過去二回の世界大戦とは概念も具体的あり方も異なるだけで、世界全体がなんらかの意味でその戦争に巻き込まれるという意味では、第三次世界大戦と呼びうるのかもしれません。
もちろん、日本もまたその例外ではありません。
世界が団結してイスラム国と対峙するという、その姿勢自体にはもちろん私も賛成です。
ただ、それだけによってイスラム国問題を根絶させるのは不可能です。
この認識を世界が共有することもまた、重要だと思います。
「イスラム国の軍事力は結構弱いから、みんなで団結しさえすれば第三次世界大戦なんかになりえない!だからだいじょうぶ!」
といった趣旨の見解がいわゆる有識者からだされるようになっています。
はっきり言わせていただきますが、これは見当違いも甚だしい議論です。
イスラム国の本当の怖さは、彼らが現在持っている軍事力に由来するわけではありません。
それは、彼らのイデオロギーに由来するものです。
昨日CNNが、「ラッカは沈黙のうちに処刑される」というラッカの活動家グループのメンバーへのインタビューを放送しましたが、彼も次のように言っていました。
「もしあなた方(アメリカ有志連合)がイスラム国を滅ぼしたとしても、イスラム国のイデオロギーを滅ぼさないままだとしたら、2〜3ヶ月、もしくは1年後には、新たなイスラム国が出現するでしょう。」
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人類の歴史上、世界大戦はまだニ度しかおこっていません。
つまり、世界大戦なるものの普遍的定義なんてものはないわけです。
イスラム国との戦いは、過去二回の世界大戦とは概念も具体的あり方も異なるだけで、世界全体がなんらかの意味でその戦争に巻き込まれるという意味では、第三次世界大戦と呼びうるのかもしれません。
もちろん、日本もまたその例外ではありません。
世界が団結してイスラム国と対峙するという、その姿勢自体にはもちろん私も賛成です。
ただ、それだけによってイスラム国問題を根絶させるのは不可能です。
この認識を世界が共有することもまた、重要だと思います。