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当局は既に構造問題を解決するための行動を起こす能力がない・・・

為替千里眼、東京株は-224円と大幅下落で今週の取引を終えましたが、得てして東京でのこうした流れを引き継がない海外の株式市場は、今日もまた下落先行となっており、欧州株は大幅下落、現状ダウ先も-150ドル付近と昨晩の悪夢を彷彿させるかのような展開となっております。市場では引続き世界的な景気後退懸念と、欧州銀行セクターに対する懸念が主要テーマとなっており、回避動意が台頭するかと思いきやストレートの大半はロンドン以降急反発しており、ユーロドルこそ上げ幅は限定的となっておりますが、ケーブルは現状1.65Mid、オージードルはロンドン序盤の安値1.03Lowから既に100p以上の上昇となっております。ドル円は相変わらずの76円Midでの停滞が続いておりますが、1hでのモメンタムは徐々に切り上がってきておりますので、新たな不安材料が出ない限り本日中の76円割れの可能性は低いかもしれません。

さて、先ほど発表された加CPIにつきましては、概ね市場予想通りの結果となり、ドルカナダは一時0.99Low付近までドルが買い戻されたものの、NY序盤からは再び鈍化しており、現状は0.98Mid付近まで下落してります。今晩はこれ以上の大きな材料はありませんので、あとは株式市場などの動向を窺いながら、リスクセンチメントがどのように変化するか次第といったところかもしれません。先の仏独会談以降、急激に欧州懸念が再燃してしまったような感じではありますが、仏独の会談については市場のユーロ共同債の早期導入やEFSFの規模拡大といった市場の期待とは裏腹に、金融取引税を提案する意向を表明。現時点での金融取引税の具体的な内容は不明ではありますが、、実際に導入された場合には金融市場のセンチメントを改善させるどころか逆に悪化させる可能性が高いと思われ、それ以降株式市場も大幅下落を強いられる状況が続いています。

現状、株式市場との関連性が強い相場展開(特にリスク通貨は)だけに、ダウ先などが下落先行となっているとビクビクしてしまうのが実情ではありますが、いずれにしても回避動意が払拭できず、安全資産となる米債やゴールドが選好されている背景には、世界各国の政府ないしは当局が構造的な問題を解決するために断固とした行動を起こす能力がない、もしくはその意欲がないという見方が次第に広まってきている証左でもありますので、中でもSNBの頑張りは逆に市場参加者にとっては賞賛レベルのお話なのかもしれません。米国は格下げ、財政再建、政治不透明、そして景気後退&リセッション観測という悪材料のオンパレード、欧州サイドもソブリン懸念、コア周縁国へのコンテージョン、EFSFの拡大見送りなど、こちらも悪材料だらけではありますので、消去法的に円が買われる状況は来週一杯続くかもしれません。
ドル円ももう少し戻り高値があれば、再びショートの構築がしやすくなるんですが、なかなかMidレベル張り付きで、こちらも身動きが取れなくなってきてしまったので、現状はケーブルロングをチョコチョコと手を出す程度が限界かもしれません。

では、この後も頑張りましょう!

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