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- 2011年08月15日 21:31
Fedは忍耐強く景気動向を見守る?
為替千里眼、手掛かり難から小康状態が続く月曜日のマーケットですが、ロンドンタイムで+80ドル付近まで上昇していたダウ先は徐々にその上げ幅を削り出しており、現状+40ドル付近まで軟化、このあとのNYでの雲行きがやや怪しくなりつつあるような雰囲気です。今週は先週同様、米景気先行き不透明感が市場の焦点となり、月末に控えるジャクソンホールでのシンポジウムにおけるバーナンキ議長の講演に向け、QE3の実施を織り込むような展開になりつつありますが、実は先のFOMCの声明において、2013年央までFFレートを異例の低水準で維持するとしており、たしかに条件付のコミット面とではありましたが、Fedが具体的な日付を挙げ、さらにはそれに対して3名の反対票が出たということも明らかにされておりますので、それ以前に行動を起こすことは非常に難しいのではないか、という見方も強まっているのが事実です。すなわち、ジャクソンホールでの講演で、QE3に関する言及や、もう一段の資産買取の実施について触れられると予想する向きは失望することになる訳ですが、これも今後発表されるマクロの結果次第では市場の反応も多様に変化してくると思われますので、その辺は適宜修正が必要になるのではないかと踏んでおります。
少々時間がなくなってしまいましたので、まずはこの後のエンパイヤ予想から見て行きたいと思います。
米エインパイヤFed各社予想
バークレイズ:3.0
NYメロン:1.4
シティ:1.0
Wファーゴ:0.0
ご覧のとおり、前々月が-7.79、前月が-3.76という状況下において大幅な反動増を予想する向きは非常に少なく、各社とも基調的な低迷を予想している状況にあります。5月からの3ヶ月平均が0.11なので、0や1と言う予想は概ね平均値を算出しているだけなように思えますが、7月のISM製造業の数値が、6月の55.3から50.9に急低下したことを踏まえても、基調的な鈍化が見込まれるのは致し方ないところで、過去2ヶ月間の鈍化に対する大幅な自立反発を期待するのも困難かもしれません。個人的には5.0前後の結果を期待したいところではありますが、元々夏場は自動車関連の工場が休みに入るところも多いため、最悪は再びマイナス、その結果がフィリーへの悪化思惑に繋がり、再びドルの地合いが悪化するシナリオも想定しておきたいところです。
※以下22:20追記
エンパイヤは市場予想を大幅に下回り、ドル円は再び76円Mid割れトライ、現状株式市場への反応は限定的となっておりますが、今週発表予定の米マクロに暗い影を落とす結果になったのではないかと懸念されます。今回、Fedが時間軸効果の強化に踏み出したことで、市場はFedが長期にわたり政策金利を据え置くことを織り込んだわけですが、実際に今回の時間軸効果の強化によって、市場では予想される金利据置き期間を先延ばししただけでなく、大規模な資産買取策の再実施をかなりの確率で織り込むようになったという点もまた注目すべきポイントです。今回のFOMC声明のみをもって資産買取発表の具体的なタイミングを予想するのは困難ではありますが、市場では比較的早い段階での発表を予想しているようで、QE3の実施自体は既にほぼ織り込み済みだと考えておいた方が無難かもしれません。
今回の時間軸効果の強化の発表については、実際の資産買取よりも有効に作用している(利回り低下という面で)という皮肉な結果となっておりますが、Fedにとっては嬉しいサプライズでもあり、目先に控えるジャクソンホールでの講演でQE3に言及する必要がなくなってしまったという側面もあります。ということは、今後債券市場が織り込みすぎてしまった部分でのアンワインドが台頭する可能性がある点は注意が必要となりますが、先ほどのエンパイヤのようにマクロが一段と低下し、株式市場も経済見通しに対して一段と懸念を深めるような展開となれば話は違ってくると思いますが、QE3への憶測および織込みが予想外に早く済んでしまったという点は、念頭に置きながら今週のマーケットに取り組みたいところかもしれません。
では、この後も頑張りましょう!
少々時間がなくなってしまいましたので、まずはこの後のエンパイヤ予想から見て行きたいと思います。
米エインパイヤFed各社予想
バークレイズ:3.0
NYメロン:1.4
シティ:1.0
Wファーゴ:0.0
ご覧のとおり、前々月が-7.79、前月が-3.76という状況下において大幅な反動増を予想する向きは非常に少なく、各社とも基調的な低迷を予想している状況にあります。5月からの3ヶ月平均が0.11なので、0や1と言う予想は概ね平均値を算出しているだけなように思えますが、7月のISM製造業の数値が、6月の55.3から50.9に急低下したことを踏まえても、基調的な鈍化が見込まれるのは致し方ないところで、過去2ヶ月間の鈍化に対する大幅な自立反発を期待するのも困難かもしれません。個人的には5.0前後の結果を期待したいところではありますが、元々夏場は自動車関連の工場が休みに入るところも多いため、最悪は再びマイナス、その結果がフィリーへの悪化思惑に繋がり、再びドルの地合いが悪化するシナリオも想定しておきたいところです。
※以下22:20追記
エンパイヤは市場予想を大幅に下回り、ドル円は再び76円Mid割れトライ、現状株式市場への反応は限定的となっておりますが、今週発表予定の米マクロに暗い影を落とす結果になったのではないかと懸念されます。今回、Fedが時間軸効果の強化に踏み出したことで、市場はFedが長期にわたり政策金利を据え置くことを織り込んだわけですが、実際に今回の時間軸効果の強化によって、市場では予想される金利据置き期間を先延ばししただけでなく、大規模な資産買取策の再実施をかなりの確率で織り込むようになったという点もまた注目すべきポイントです。今回のFOMC声明のみをもって資産買取発表の具体的なタイミングを予想するのは困難ではありますが、市場では比較的早い段階での発表を予想しているようで、QE3の実施自体は既にほぼ織り込み済みだと考えておいた方が無難かもしれません。
今回の時間軸効果の強化の発表については、実際の資産買取よりも有効に作用している(利回り低下という面で)という皮肉な結果となっておりますが、Fedにとっては嬉しいサプライズでもあり、目先に控えるジャクソンホールでの講演でQE3に言及する必要がなくなってしまったという側面もあります。ということは、今後債券市場が織り込みすぎてしまった部分でのアンワインドが台頭する可能性がある点は注意が必要となりますが、先ほどのエンパイヤのようにマクロが一段と低下し、株式市場も経済見通しに対して一段と懸念を深めるような展開となれば話は違ってくると思いますが、QE3への憶測および織込みが予想外に早く済んでしまったという点は、念頭に置きながら今週のマーケットに取り組みたいところかもしれません。
では、この後も頑張りましょう!



