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- 2011年07月25日 21:25
8/3には巨額の支払が・・・蓋を開ければ自転車操業
為替千里眼、今週もマクロ面での材料性に乏しいいつもの月曜日ではありますが、今週は週初からムーディーズによるギリシャの格下げ&お100%デフォルト観測に始まり、対する米国の方も債務上限引上げ協議が難航の極みとなっていることで、既に市場はこの債務上限引上げ問題に関わらず、米国は最高格付けを失うのでは?との見方を強め始めております。既にお昼の更新でも取り上げた部分ではありますが、仮に最高格付けを失えば世界中の年金や投機機関からの米債売り、ポートフォリオの見直しは余儀なくされるところで、仮に格下げを回避したとしても債務削減を背景とした米景気下押しリスクがドルの上値を抑制し、いずれにしてもドル売りに傾斜する可能性が高いような気がします。もちろん、リスクそのものは米債そのものにもありますが、MBSなどのエージェンシー債への影響も懸念されるところで、格付けそのものが市場の債券売りを加速させることとなるのか、冷静に売り急ぐ必要がないのか、その点の見極めが重要になってきそうです。
とは言え、格下げ云々の前に8/2までに債務上限引上げ協議は何らかの合意に至らなければならない訳で、8/3には早々に社会保障給付の払い出しが控えており、その規模は約320億USDだとされております。現在、米財務省のキャッシュが300億USDらしいので、この時点で資金不足に陥るという何とも結末の早いシナリオではありますが、8/10にも巨額の社会保障費の給付が予定されているようで、既に八方塞がりという見方をしている参加者も多いようです。こうしてみると、ギリシャも自転車操業的な側面が見えましたが、米財務省もさほど大差がなく、これでトリプルAなの?っという疑問すら生じてしまいそうな雰囲気ではありますが、そもそも今回の法定債務上限というのが14兆2940億USDという桁違いな規模でもありますので、今回債務上限が引上げられたとしても、財政健全化に向けた具体的な策が講じられなければ、格下げするという格付け会社のスタンスも理解できない訳でもありません。
現状、ダウ先は90ドル弱の下落幅とリスク回避的なセンチメントが先行しているのが実情で、ロンドンタイムでのギリシャ格下げおよび米債務上限引上げ懸念が依然として市場を支配しているような状況です。ドル円はやはり引続き下方向を攻めており、ロンドン市場では78円割れ目前まで肉薄、ユーロドルはギリシャの格下げを持ってしても然程反応はせず、既に殆どの事項を織り込んだものと思われますが、一方の米デフォルト懸念は依然としてその大半を織り込んでいません。ギリシャ救済に絡むPSIと呼ばれる民間関与での債券交換については、仮にギリシャ国債が格付け会社からSD認定となった場合でも、EFSFから最大350億EURの担保が拠出されることで、ギリシャ債がECBへの担保としては引続き利用可能となった模様で、特にこれ以上のセンチメントの悪化はないような気がします。あとは、このPSIにおける債券交換が実際にどのように行われるか?などが焦点となってくるものと思われますが、不透明要素を残している以上、一気にユーロの地合いが改善することもなく、当面は1.43〜1.44前後のラリーになるようなイメージです。
今日は材料がありませんので、明日から本格化する各国マクロに照準を合わせたいところではありますが、米債務問題に関しては本当に8/2までに合意に至ることができるのか、そして仮に8/2までに合意できなかった場合、オバマ大統領は本当に短期の期限延長を受け入れるのかどうか、いずれにしてもドルにとってはネガティブ材料となりますので、必然的にドルロングは敬遠しなければならないということなのかもしれません。
では、この後も頑張りましょう!
とは言え、格下げ云々の前に8/2までに債務上限引上げ協議は何らかの合意に至らなければならない訳で、8/3には早々に社会保障給付の払い出しが控えており、その規模は約320億USDだとされております。現在、米財務省のキャッシュが300億USDらしいので、この時点で資金不足に陥るという何とも結末の早いシナリオではありますが、8/10にも巨額の社会保障費の給付が予定されているようで、既に八方塞がりという見方をしている参加者も多いようです。こうしてみると、ギリシャも自転車操業的な側面が見えましたが、米財務省もさほど大差がなく、これでトリプルAなの?っという疑問すら生じてしまいそうな雰囲気ではありますが、そもそも今回の法定債務上限というのが14兆2940億USDという桁違いな規模でもありますので、今回債務上限が引上げられたとしても、財政健全化に向けた具体的な策が講じられなければ、格下げするという格付け会社のスタンスも理解できない訳でもありません。
現状、ダウ先は90ドル弱の下落幅とリスク回避的なセンチメントが先行しているのが実情で、ロンドンタイムでのギリシャ格下げおよび米債務上限引上げ懸念が依然として市場を支配しているような状況です。ドル円はやはり引続き下方向を攻めており、ロンドン市場では78円割れ目前まで肉薄、ユーロドルはギリシャの格下げを持ってしても然程反応はせず、既に殆どの事項を織り込んだものと思われますが、一方の米デフォルト懸念は依然としてその大半を織り込んでいません。ギリシャ救済に絡むPSIと呼ばれる民間関与での債券交換については、仮にギリシャ国債が格付け会社からSD認定となった場合でも、EFSFから最大350億EURの担保が拠出されることで、ギリシャ債がECBへの担保としては引続き利用可能となった模様で、特にこれ以上のセンチメントの悪化はないような気がします。あとは、このPSIにおける債券交換が実際にどのように行われるか?などが焦点となってくるものと思われますが、不透明要素を残している以上、一気にユーロの地合いが改善することもなく、当面は1.43〜1.44前後のラリーになるようなイメージです。
今日は材料がありませんので、明日から本格化する各国マクロに照準を合わせたいところではありますが、米債務問題に関しては本当に8/2までに合意に至ることができるのか、そして仮に8/2までに合意できなかった場合、オバマ大統領は本当に短期の期限延長を受け入れるのかどうか、いずれにしてもドルにとってはネガティブ材料となりますので、必然的にドルロングは敬遠しなければならないということなのかもしれません。
では、この後も頑張りましょう!



